言いたいことやまやまです

仕事をやめ、誇りを持って主婦として生きることにした1985年生まれ。金儲け臭ゼロのブログで生きざまを書き綴っています。お金はいつでもほしい。

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両国「ウランバートル」でモンゴル料理という名の羊肉&炭水化物祭り

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こんばんは、羊の時間です。

5月11日に最初の記事を公開しましたが、「もっと食べたかった」という後悔の気持ちが高まりすぎて再訪してまいりました。再編集してお届けいたします。

ご紹介するのは、両国にあるモンゴル料理店「ウランバートル」さんです。両国と言えばちゃんこでしょうが、どう考えたって本格モンゴル料理が食べられないはずがないのです。

両国駅東口改札から歩いて5分足らず

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両国駅東口改札を出て横綱横丁を歩き、横丁を出てすぐのところにあります。

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扉をあけたら階段を上がりましょう。

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モンゴルムードがいい味出しています。写真左の傘に、お店のオーナーである元力士の白馬さんの名が書かれています。

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片隅に放置されていたモンゴル的ななにか。馬に乗るときのやつでしょうか。こんな隅っこにあるのに存在感がすごい。こういう存在感を纏った人間になりたいものです。

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5人で伺った際、お店のいちばん奥にあるこちらの席を案内していただきました。

窓側にご注目ください。

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HAPPY BIRTHDAYと書かれていました。この席以上の「お誕生日席」を私はいまだかつて見たことがありません。

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席にはデフォルトで岩塩が置かれています。モンゴルではみんなそうなのかなあ。まろやかな塩味で、羊肉によく合いそう。

さて、異国料理店での楽しみのひとつは「心の中でメニュー表の文字校正をすること」です。

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メニューを開くといきなりお料理写真。しかしそこには料理名も価格も添えられていませんでした。「扉絵としての料理写真」です。斬新。

しかし肝心な「文字校正」ですが、誤字が全然ないものですから少々の寂しさも覚えました。日本語完璧。

乾杯するならモンゴルビール!…じゃなくてもいいと思う

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最初の乾杯はモンゴルビールに。中ビンサイズで2種用意されています。各650円。左が(ちょっとネットサーフィンした限りだと)モンゴルで1番うまいとされている「アルタンゴビ」、右は黒ビールの「ハルホリム」です。

アルタンゴビはラベルにラクダが描かれており、そこはかとなく「ゴビ」って感じ。どちらもクセがなくおいしかったのですが、あんまり冷えていなかったのが玉に瑕。ぬるめビールは苦手です……

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気を取り直し、2杯目は「チャツァルガンサワー(550円)」をいただきました。

なぜならトイレに行ったらポスターでイチオシしていたからです。二日酔いにならない!ビタミンA・C・Eたっぷり!「飲めば飲むほどキレイになる」……そんなうまい話がありましょうか。

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チャツァルガンサワーです。調子に乗ってみんなで頼んでみたものの

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この外観に全員が息を飲みました。ともすればウニが浮いているようにも見えました。皆、ひとくち飲み、ふたくち飲み、それでも何も言いません。

「どうなんですか、感想は」

そう促すと

「うまくない。でも、まずくない」

との回答が寄せられました。全員が静かにうなずくさまをご想像ください。

「健康にいい割には飲みやすいな」というのが私の感想です。居酒屋でやたら美と健康をプッシュするなんちゃら黒酢サワーなどよりずっと信頼できると思いました。奴らの媚びるような甘さが嫌いなのです。しかしチャツァルガンは「私は私」と言わんばかりの凛々しさを備えていました。「飲めば飲むほどきれいになれる」はあながち嘘ではないかもしれません。(とりあえず、二日酔いはなかったです)

他にもモンゴルらしいドリンクと言えば、アルコール度数の高いウォッカや、しょっぱいミルクティーがあります。ご興味ありましたらぜひ。

羊の宴の始まりだ!

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ウランバートルさんでのひとときに基づき、モンゴル料理の特徴をひと言で申し上げると

「羊と炭水化物」

だと思われます。寒い地域の遊牧民族に想いを馳せると、なるほど納得といったところでしょうか。辛い物を食べているわけではないのに、いただいているうちに身体が温まるような心地がしました。

サラダもポテトサラダ(上写真)がいちばん人気の模様でした。

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これは羊ではなく牛ひき肉ですが、ポテトハンバーグ(800円)なるお料理。たっぷり盛られたマッシュポテトにときめきを隠せません。

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羊肉入り春雨炒め(750円)。春雨はゆるめです。

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絶対に食べるべきは「骨付き塩茹で肉」(3人前で3800円)でしょう。ハーフもできます。これがもう、付け合わせのポテトも含めて本当においしい。なにもつけなくてもお肉の旨みで十分堪能できますが、テーブル備え付けの岩塩をかけても。

初回訪問時はお店が落ち着いている様子だったので、恐縮ながらカットもお願いしてしまいました。しかし再訪時は店内大盛況、とてもお願いできる状況ではなかったので、用意していただいたペティナイフで削ぎながらいただきました。

それが、とてもよかった。私はとんでもなく面倒くさがりで、カニ食べ放題の場所に行っても「殻を外すのが面倒くさい」というだけで手を付けないほどなのですが、羊だけは取り分けてもらわなくてもいいと思いました。軟骨までしっかり堪能できるからです。骨をぼりぼりと食らいました。

何が違うの?バンシとボーズ、シャルビンとホーショール

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モンゴル料理では餃子のような「バンシ」「ボーズ」というお料理があります。ウランバートルさんには両方があり、写真左のバンシは8個で700円、右のボーズは1個120円(注文は4個から)でした。

メニュー表によると、

  • バンシ ⇒「羊肉が入った、モンゴルの蒸し餃子」
  • ボーズ ⇒「ミンチした羊肉と野菜を包んで蒸した代表料理。アツアツの肉汁をこぼさずお召し上がりください」

とのこと。バンシが蒸し餃子、ボーズが小籠包といったところでしょうか。ボーズの方がちょっと高いのは肉汁代なのか野菜代なのか……気になって両方お願いした次第です。

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………この写真がどっちだか思い出せん!!!

酔っぱらった状態でいただいているのでリベンジしたいところですが、チリソースと一緒にいただくボーズ(小籠包タイプ)のほうが香草の香りが強かったような?

ちなみにバンシにはケチャップマヨネーズが添えられていました(最初、ファーストキッチンの明太マヨネーズかと思いました)。

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続きましてのどっちの料理ショーは「ホーショール」と「シャルビン」です。どちらも羊肉を包んで揚げた「モンゴルのピロシキ」として紹介されており、いずれも1個250円(注文は2個から)でした。

お店の方に違いを伺ってみると、

「ホーショールは屋台の料理です。シャルビンは…」

王宮の料理なのか?見た目も言われてみれば整っている感がある。

「シャルビンは、家庭の料理です」

あ、どっちも庶民派だった。でも似て非なるものなのでしょう。食べ比べます。

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こちらの違いは明快ですね。屋台の味「ホーショール」は薄く、(多分)ニラが入っています。家庭の味「シャルビン」はもっとゴロっとしていて、皮もホーショールに比べて厚いのか、少しもちっとしていました。味付け自体は、いずれもシンプルな塩味です。一同、軽い食感とニラのアクセントが気に入り「ホーショール」をおかわりでした。ビールに合うぞこれは!

まだまだある「羊&炭水化物」料理の数々

2度の訪問でやっと「バンシVSボーズ」「ホーショールVSシャルビン」の謎に迫ることができましたが、実はスープ料理とごはん料理のジャンルに一切手を付けることができずにいるのです。

スープは羊の出汁が効いていると思われます。ボーズやうどん、すいとんのようなものが必ず入っていて、これぞモンゴル料理といった様相を呈しています。モンゴルのコナモンはうまいので、止まらなくなりそう。

ごはん料理はグリヤージュというビーフシチューが気になっています。メニューには「ハンガリー料理の、モンゴル風」と書かれていました。世界を股にかける料理ですね。

できることなら休日の昼に伺って罪悪感なくたっぷり食べ尽くしたいのですが、残念ながらお店の営業時間は18時~23時です。
 

▼「ウランバートル」食べログページ(予約は電話で)

tabelog.com

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