最近ファミリーマート店頭で見かけるようになった「ファミマでライザップ」シリーズのサラダチキンバー。税込158円のわりにずいぶん小さく、黒いカラーもあいまって、店頭で出会った瞬間から気になっていた。
ケンカ売られてる気がする(思い込み)。売られたケンカを買っているようでは大人ではない。そう思って敬遠していたのだが、つい挑発に乗ってしまった。気づけば商品を握っていた。
これだけ買うというのも悔しい、とチルドコーナーにさらに視線を送り続けると、見慣れぬ「サラダチキンソーセージ」を発見。これもファミリーマートのプライベートブランド商品だ。
ライザップチキンとのケンカはこれからだが、もしも負けたとしてもこのソーセージが支えてくれるのではないかと思い、両方買ってみた。
ライザップ監修のサラダチキンバー(税込158円)
こんな感じで「ワンハンド」で食べられる手軽さもウリのようだ。
とはいえ雑に封を切ると、サラダチキン愛好家にはお馴染みの「サラダチキン汁」が噴射されるので注意されたし。私はほっぺたにかかりました。なんだコノヤロー!
容量は60gで、エネルギー76kcal、タンパク質13.5g、炭水化物0g。
一般的なサラダチキンは「エネルギー&炭水化物控えめ、高タンパク」という印象があるが、さすがライザップ、潔く炭水化物量ゼロ。
すんごく、モッソモソ。
これが「炭水化物ゼロの代償」……!
自宅でおからパウダーを使って団子もどきを作ったことがあるけれど、小麦粉とか片栗粉とか、なんらかの炭水化物部隊を動員しないとパッサパサになったことを思い出した。
このチキンにしろ、おから団子にしろ、なんと惨めな味だろうか。
「何味?」「惨め味」
妙な塩気は涙の塩気なのではないか。これが158円。これが158円!!
本気のトレーニング中、療養中で、炭水化物数グラムが左右するような世界におられる方には便利な一品だと思うが、おいしくない。私の口にセンスがないだけかもしれないので、最終的にはご自身の味覚でご確認をお願いいたします。
国産鶏のサラダチキンソーセージ(税込158円)
ライザップのサラダチキンバーに完敗を喫したいま、救いはあなたしかおらんのです!サラダチキンソーセージ殿。
容量は80gで、エネルギー125kcal、タンパク質14.4g、炭水化物5.2g。
よし、炭水化物が含まれている!
それにしても「ソーセージ」というのでもっとツルンとした見た目を想像していたのだが、よもやこんなシワシワとは……。
断面はソーセージそのもの。
肝心の味ですが、惨めさは感じないものの、これも、決して、おいしくはない……。
なんなんだろう、ライザップのものほどではないが、しょっぱいというか、すっぱいというか、表現しがたい鶏肉の汁の味がするのだ。
コンビニの「ワンハンドで食べられるおいしいチキン」といえば
ライザップのサラダチキンバー、そしてサラダチキンソーセージ、どちらも今後購入する機会はほとんどないことでしょう。食感以上に味が好きになれなかった。メーカーはいずれもプリマハムさんでした。
ワンハンドでチキンを手軽に食べたいなら、おすすめしたいのは俄然こちら。
ひとつめは、ファミマの「おつまみグリルチキン」。この記事を書いたのは2016年末のことだが、2017年8月現在、引き続き大好評発売中。メーカーは伊藤ハムさん。
118kcal、炭水化物3g、たんぱく質17.3g*1とは思えぬ、肉のジューシーさ。黒胡椒が効いているのもすばらしい。
そしてふたつめ、 ローソンのプライベートブランドからも発売されている、アマタケ社製のサラダチキン。 こちらはハーブ味だと95kcal、炭水化物3.1g、タンパク質17.6g。*2
食べたその瞬間、おいしさに感動して一気にブログ記事を書いてしまったほど。ナチュラルローソンに行くと「こんぶ味」「チーズ味」なども販売されており、フレーバーがいろいろ楽しめて全く飽きないところもすごい。ただし少々値が張ります。おいしいから仕方ない。
結論、「やっぱり、おいしさには炭水化物が少しは必要なのだなあ」。