2017年5月にオープンしたばかりの「なるとキッチン 五反田店」へ。西口から5分くらいだろうか、橋を渡ってすぐのところ。
から揚げ、特に若鶏の半身揚げが名物だそうで「小樽名物」と標榜されている。ちなみに「なるとキッチン」さんはこれが2店舗目の出店、1店舗目は「札幌すすきの店」なのだ。北海道は半身揚げがそんなにアツいのか?
カラアゲニストな先輩(唐揚協会の名刺を持っている!)を含む約10名ほどで乗り込んだのだが、そのうちのお一方のご実家が小樽にあるとのこと。小樽は半身揚げが名物なんですか?
「聞いたことがないなあ……」
どういうことなんだ!
公式サイトによると、
なるとキッチンは昭和55年創業の北海道「小樽ニューなると」の新ブランドとして「若鶏半身揚げ」と「旨い酒」コンセプトとして1号店を札幌すすきのにオープン、2号店を東京五反田に道外初進出させて頂きました。
とのこと。どうも小樽には人気飲食店「なるとグループ」が存在し、そちらの名物が半身揚げのようだ。なるとさんはWikipediaのページができていた。
「言い切る力」が大切。
食べたもの
▲野菜フリット全種盛合せ(1,180円)
玉ねぎしか食べていないけれど、ほくほく、おいしい。オニオンフライだけじゃなく玉ねぎフリットももっと流行ればいいのにと思った。フライよりも軽くいただける印象。真ん中の小さな容器には、自家製タルタルソースと自家製おろしポン酢が入っている。
▲鶏肉全種盛り合わせ(1,610円)
手羽先、ヤゲン軟骨、砂肝(アヒージョ風)、ももザンギ、むねザンギ、手羽先ザンギ、鶏皮、ぼんじり、レバーの盛り合わせ。ボリュームに対して価格がお安くてびっくり。でも実はこれを召し上がったのは別の先輩。
結局、私が食べたのは
ひたすらに若鶏半身揚げ(920円)です。
そう、ひたすらに。
10名でトータル10個はお願いしている。もっとかも。発注するごとにお店の方の笑顔(苦笑?)が大きくなっていく。
ケンタッキーフライドチキン然り、もも肉・ドラムがうまいことは確実なのだが、胸肉はモソモソ食感との戦いだ。最後は水で流し込むようなことにならないだろうか……なんて不安をあざ笑うかのように、プリプリ。どんどんいただけてしまう。カラアゲニスト先輩も「胸肉がこんなにウマイのは、すごい」と大絶賛。
胸肉には手羽先がついているので、
半身揚げをお願いすると、もも・むね・手羽先という3部位が楽しめてしまう。
ももは軟骨までボリボリいただきます。
全体的に安い!
なんだかんだで半身揚げ2つ分くらい食べてしまった。もはや全身。
したがって他の料理にはほとんどお目にかかることができなかったのだが、メニューブックを改めて眺めてみると、どれもこれも安い。
「腹が膨れないのにお高い」と敬遠されがちな野菜類も、「アボカドと塩豆腐のパクチーサラダ(680円)」などお手頃。
〆メニューの「自家製鶏そぼろのひつまぶし(580円)」や、鶏スープと白米をセットにした「ご飯セット(250円)」なんて、かなりグッとくる。
デザートも「自家製クレームブリュレ(380円)」「自家製カタラーナ(380円)」など、無駄にもりもりにして780円というお店もあるなか、大変良心的なプランが展開されていて心打たれる。
お手頃っぷりはドリンクを見ても明らかで、中生(黒ラベル)、ハイボールなどが390円!ソフトドリンクも290円で、これはお酒に弱い人たちもありがたいのでは。井之頭五郎も大喜び(孤独のグルメ)。
瓶入りのクラフトビールの用意もあり、レモンビール、マスカットピルス、ヴァイツェンなどが740円で提供されていた。
ダイエットのため夜の飲食を控え気味にしている身なので、半身揚げを堪能する分、この日はビールをガマン……でも大丈夫。ソフトドリンクに「炭酸水」が用意されているのだ!ジンジャーエールとかスプライトとか、甘い炭酸ドリンクではなくシンプルに「炭酸水」。この選択肢があるのはとてもありがたい。
コースは3000円で飲み放題付きのプランなどもあり、名物の半身揚げもしっかりコースメニューに含まれている。五反田で複数名での宴会が開催される際にも、おすすめです。
お店情報
オープンしたてとあって、木のぬくもりと清潔感にあふれた店内は心地よく、お店の皆さんの「落ち着いていて、かつ、穏やかな元気のある」おもてなしも素敵。前述の価格帯とは思えぬ雰囲気でした。
ちなみに、1号店の「すすきの店」では90分制の食べ放題企画を2480円で行っているそう。いいなあ。五反田店でも開催されることがあったら、迷わず参加する。
実はポムポムプリンと同じくらい、北海道の「onちゃん」が好きなので、北海道に行かなければならない理由がもうひとつできました。onちゃんに会いたい。
公式サイト:なるとキッチン|小樽名物若鶏半身揚げ専門店
関連ランキング:居酒屋 | 五反田