言いたいことやまやまです

仕事をやめ、誇りを持って主婦として生きることにした1985年生まれ。金儲け臭ゼロのブログで生きざまを書き綴っています。お金はいつでもほしい。

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SLに乗って水上温泉郷へ日帰りピザ旅行!人気店「ラ・ビエール」へ

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(写真提供:同行有志)

SL電車に乗って群馬県は水上へ。
すぐに思い浮かぶのは温泉だが、訪問目的は「ピザ」であった。

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水上駅を降りたら左手にまっすぐ。

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水上を訪れたのは初めてのことだったが、その地が「過去に輝いたもの」であることは容易に感じ取ることができた。

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利根川。

ラフティングを楽しむ人たちに橋の上から手を振………らない、私は振らない、そういうの照れてしまう。同行者一行はぶんぶんと手を振り、ボートに乗った人たちもぶんぶん手を振り、笑っていた。一瞬の出会いにホッコリする。照れていたら負けだなあ。振らなかったけど(初志貫徹)。

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そうこうしているうちに、立て看板に遭遇。

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かわいらしい外観の「釜焼きピザの店 ラ・ビエール」に到着。
写真手前は駐車場になっており、観光客の車でびっしり。店内も順番待ちのお客さんがいっぱいだった。駅から決して近くないのに……すごい。

ピザの店、だけど「ピザだけ」じゃない

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(写真提供:同行有志)

無事着席したら、ワインで乾杯!キンと冷えた白ワインがうまい。ハウスワインであればグラス400円~とお手頃なのもうれしいところ。

そこに合わせる前菜は

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生ハムサラダ「はもんみなかみ」(1200円)

地元のお肉屋さん「育風道」の生ハムがたっぷり使われている。同じ精肉店のソーセージをボイルした「本格ソーセージの盛り合わせ4種」(1200円)もボリューム満点。

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手前の2本が豚肉でできた「ゲルターレンダー」、その下が手前から「チョリソ」、フランクフルト地方の中挽きウインナー「フランクフルター」、赤ワインとパセリが入った「サルシッチャ」。

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パリッとした皮が裂けたとたん、じわりと肉汁。断面だけでワインかビールが飲みたくなってくる。チョリソの辛さはなかなかのもので、おつまみにぴったりだった。

 

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お肉といえば、「チキンの香草焼きパルミジャーノ風味」(800円)も絶品で、

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ぷりぷりチキンと肉汁、それを付け合せの野菜とともにいただくのが最高だった。おいしすぎてペロリと食べてしまうのだけど、さすがに1~2名での訪問だと、ピザ以外のお料理をここまで堪能することはできないだろう。誘ってもらえてよかった!

 

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揚げたてのポテトフライ(400円)は皮つきタイプ。

 

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調子に乗ってスパゲティ・ポモドーロ(900円 ※写真は大盛りなので+200円)までお願いした。ピザの種類は豊富だが、パスタはこちらの1種類のみ。トマトたっぷり!かなりアルデンテだったので、柔らかめがお好きな方は申告したほうがよいだろう。


これが「わざわざ食べに行きたいピザ」だ!

肝心のピザは3枚もいただいた。

水上のおいしい水で作ったピザ生地を薄く延ばし、たった1分ほどの短時間で焼き上げているという。散々、ハムだソーセージだとピザ以外のお料理を紹介してしまったが、実際のところはピザの方が早くできあがっている。

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まずはマルゲリータ(900円)から。

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持ち上げると、生地がびろりん。薄さ、軽さともっちり食感が同居したひときれである。

「これはピザというより”ピザパン”では」と思わせてくれるデリバリーピザも好きだが、あれは1ピースで十分だもんなあ。ラ・ビエールさんのピザは1切れなんかじゃ足りない。おいしくて、もっと食べたくて、すぐに大皿に手が伸びてしまう。

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「基本のピザ」を押さえたら、次は「お店のおすすめピザ」へ。クアトロフォルマッジ(1600円)が人気商品だそうだ。モッツァレラ、マスカルポーネ、ブルーチーズ、パルメザンが使われているとのこと、チーズ好きとしては垂涎もの!

とはいえ、他にもいろいろ食べてみたかったし(この時点ではパスタやチキンなどはオーダーしていなかった)、チーズもりもりのピザなんて重いんじゃないかな……と一抹の不安を抱えていたことも事実。

でも、

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不安は瞬時に無に還りました。

マルゲリータもおいしかったけど、なんだこの旨さは!もう上品な言葉なんて使っていられない!うまい!うまい!うまい!!!

モッツァレラのとろけ具合、パルメザンとブルーチーズの香りを主張させすぎずに見事調和させているのはマスカルポーネなのか?グルメじゃないからわからない。でもうまい、それだけはたったひとつの真実。

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ワインボトル変更のタイミングに合わせ、最後にアンチョビとオニオン&黒オリーブ(1200円)を。

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お酒に合わないはずがない!

本当はもう1枚くらいいただきたかったけれど、あまり長居してもよくないので以上で帰路につくことに……。

約2時間、昼間から多いに飲んで食って、気持ちだけはイタリア人。ボーノです。

創業14年(2017年時点)を支えるもの

「ラ・ビエール」の創業は2003年6月。バブル崩壊後にこの地で生まれ、閑散とした(廃墟も含む)温泉街で今なお人気を集め続けていることに驚きを隠せない。駅前、静かだったもんなあ……。

店内のお手洗いを借りたとき(またこのお手洗いもお掃除が行き届いていてきれいなんだ)、戸に貼られた紙が目についた。飲食店経営希望者を応援します、支援します、という内容で、勇んで開業しても1~2年で多くの店が閉店を余儀なくされ、10年以上続くところはほんのひと握りだという厳しい事実が綴られていた。

ラ・ビエールさんはその「ほんのひと握り」なのだ。たった1回の訪問で、そうなるための努力がひしひしと感じられた。

競合多数の都内出店も大変であることは間違いないが、水上というロケーションで10年以上の営業(しかも大人気)とは、並大抵の努力では実現できないだろう。

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都内では実現できない最大の強みは「水上のおいしい水を使った生地」。「イタリアンレストラン」というより「ピッツァレストラン」として、ピザに全力投球されている様子が伺えた。(ああ、食べ足りなかった!)

感激したのは、ピザのカットのこと。

我々のグループは途中で人数変更があり、当初5名、しばらくしてから6名となった。ピザは予めカットされた状態で提供してくださるのだが、最初は10ピース、6名になったのちは6ピースへと、カットの仕方が変わったのだ!

これは大きな問題である。誰かがガマンするようなことがあっては、楽しいピザタイムにストレスが生じてしまう。みんなでキッチリ分け合える、気遣い無用、ピザのおいしさに身を委ねられるありがたさ!小さなことだけれど、我慢があるかないかでピザのおいしさは変わってしまうと思う。ベストな環境をつくってくださった心遣いに感謝。

この度のツアーを提案してくれたリーダーは「ピザを食べに行くなら水上」と豪語しており、最初は「都内にいっぱいあるのに」と思っていたけれど、ひとたび訪問するとその気持ちがよくわかった。

テラス席もあるし、秋の行楽シーズンなんてたまらないだろうな。SLの旅と、水上の自然と、しあわせなピザ。ごちそうさまでした。

※公式サイト:水上温泉(みなかみ温泉)でグルメなお食事、レストランを。谷川岳や一ノ倉沢、諏訪峡・照葉峡 紅葉巡りの日帰り旅行、ドライブ後にお立寄り下さい。

公式Facebookページ(頻度高く更新されています)

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