言いたいことやまやまです

自意識過剰なアラサーOLの言いたくても言えないこといろいろ(食ネタ多めで)。

Authur:やまま (id:yamama48)
1985年生まれの銀座OLです。揚げ物・おから・喫茶アメリカンが好きです。ぐるなびさんの「みんなのごはん」でたまに記事書かせていただいています。 食に限らず体験レポート系記事作成のお問い合わせは下記アドレス宛にお願いいたします。

読書に対するイメージが変わった!「遅読家のための読書術」

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣

こんばんは、本を読むのが苦手な時間です。

昔から、なにか書くことはできても読むことが不得手です。同じ行を何度も読んでいたり、読み始めた途端眠くなったり、とにかく集中力が足りません。

先日「他人の話を聞くのが苦手」という記事を書いたのですが、「自分からの主張ばかりで話を聞かない」という点で通ずるものがあると感じます。

33にもなって、視野が狭いと感じることが増えました。ならば、広げたい。そのための取組の1つとして、「他人の話を聞く」ことを先の記事で挙げてみました。並行して鍛えたいのが「読む力」です。

自分が経験できることには限界がありますから、それを拡張するにあたり、本は有効です。もちろん映画やテレビや舞台でもよいのでしょうが、時間や環境に左右されにくいこと、比較的お金がかからないことから、読書力アップの効果は魅力的です。副次的なものとして、自分の語彙や表現力にもつながるとなお嬉しい。

そこで手にとったのが印南敦史さんの「遅読家のための読書術」です。

「遅読家」ってこんな人

「読書に対する「真面目さ」を捨てきれない人」なのだとされています。

1冊まるまる隅から隅まできちんと読まねばと、試験前のような心持ちで臨む人。本1冊から多くの知識を吸収しようと息巻いてしまう人。

1冊を深く読むのではなく、 たくさんの本から「小さなかけら」を集めて、「大きなかたまり」をつくっていく。それが遅読家の人に決定的に欠けている発想なのです。

読書によって得るもの……私が目的としている「視野の拡張」にもつながりますが、それは本1冊で事足りるものではないのです。

印南さんは音楽のお仕事(ライナーノーツの執筆など)をなさっていることから、よく読書と音楽をなぞらえて書いていらっしゃいましたが、中森明菜のDESIREを聴き込んだからといって「昭和の曲はいいよね」という話にはなり得ません。近藤真彦も聖子ちゃんもトシちゃんも誰も彼もいろいろポツポツ聴いて「いいよね」ということになる。

読書も同じで、あれこれたくさんカジって初めて「収穫」があるのだということがわかります。心に残る1行に出会えたらそれでいいのだと説かれており、肩に力の入った生真面目な読書をしようとしていた私は、その教えだけでずいぶん救われました。

一方で、「読む目的」は決めたほうがいいとも書かれています。

なんとなくの「読書しないとバカになる」「いい大人なんだから読書くらいしないと」といった気持ちで読もうとするのはダメなのです(私ね)。

「●●を知りたいから読む」といった目的さえ定まれば、それをキーワードに、流し読みをすればよいのだとも説かれていました。

「価値ある1行」を探すために

読書を「面倒くさい」とか「苦痛だ」と考えるのは、「そこに書かれている文字列をすべて目で追い、かつ、内容を咀嚼しなければ『読んだ』とはいえない」という思い込みがあるからです。
読書が作業になってしまっているということだと思います。
しかし、「1行」を探しながら読むようにすると、そこには冒険しかありません。

自分が「読む目的」として定めたキーワードを拾うように流し読みをするなかであっても、おっ、と目につく箇所やキラッと光る表現など、なんらかの「心が動く文章」があるはずです。それこそが読書のおもしろさであり、価値。

この体験ができる「目」を養うためにも、印南さんは「心に残った一文を写し書きすること」を提唱されています。さらにそこに、「なぜこの1行に感動したのか」という1ライン・レビュー(30~40文字程度でよい)を加えるとよいそうです。なぜなら、時間が経つと感動の理由を失念してしまうから。

手で書くことで、得たものを自分のなかに貯めていく

レビューは「手で書く」ことを強く勧めておられました。

理由1 内容をじっくり理解できる
理由2 必要な部分だけを引用するようになる
理由3 達成状況が可視化される

試験勉強のときなど、赤や緑の下敷きで隠すのはイマイチ効果がなく、「手で書き写す」ことで記憶できていた覚えがあります。

とはいえ、書くのはやはり手間です。だからその分、どこもかしこも書き写すようなことはしないはず。厳選された「グッとくるポイント」を書き写すに違いありません。

そんな情報がノートに貯まっていけば、あとで読み返すのが楽しくなりそうです。

……というように、手書きの良さについてはとてもよく理解できるのですが、「生真面目」体質の私は「いまノートとペンがないから読書できない」といった考え方になってしまいそうです。

「いつでもどこでも読書できる環境」を最優先にするべく、iPhoneアプリのKindleで、マーカーを引きながら本を読むことにしています。

下記URLでログインすれば、本ごとにマーカー箇所が羅列されています。読み返すときに便利。

https://read.amazon.co.jp/notebook

ノートに書き写すことを割愛する代わりに、こうしてブックレビューを書いていくことにします。

上記リンクからマーカーを引いた箇所をすべてコピペし、特に重要な部分だけを残し、得たものをこうしてブログに書くのです。

読書に対する姿勢を変えられた(気張らず、楽しむ!)

それほど時間をかけずに読むことができた本でしたが、1冊読んだだけでだいぶ気が楽になりました。

「現代を生き抜く教養」を得る手段として本を利用しても、結果的に得るものは多くありません。それよりも、「たくさんの本を読む」プロセスそのものを楽しめるようになっていただきたいのです

読書とは「たくさんの本から小さなかけらを集めるようなこと」だと思えるようになり、同時並行でちょこちょこといろんな本を読んでいます。平日の出勤時は必ず本を読む習慣がつきました。

忘れてはならないのは、 読書においては「読者」が主人公 だということ。
どんな本を読むときも、「ありがたいお話を一言一句たりとも聞き逃すわけにはいかない!」というような気持ちではなく、もっと自分本位でわがままに本と向き合っていただきたいのです

このくだりには本当に救われました。もっと気軽に、音楽を聴くように本を楽しめばいいんだと思えたのは初めてのことでした。

「なくてもいいもの」だということを前提にしたうえで、「音楽があると、生きていくことはもっと楽しくなる」という感覚を持つほうが大切だと考えているのです

読書に抵抗感のある方は、読んでみて損はないです。ぜひぜひ。