言いたいことやまやまです

仕事をやめ、誇りを持って主婦として生きることにした1985年生まれ。金儲け臭ゼロのブログで生きざまを書き綴っています。お金はいつでもほしい。

育児日誌ブログ「母になっても言いたいことやまやまです」を毎週月曜日に更新中!

おもしろい話があってね、

「おもしろい話があってね」と話を切り出すのは勇気が要る。こういう話は、たいてい、おもしろくない。でも本人の中ではおもしろかったのだ。大笑いしたのだ。

なのに口にすると途端におもしろくなくなる。噺家さんなら、鮮やかに笑いを再現させられるのかもしれない。私には力がないので、田原町の件の興奮は、SNSでの発信に留めた。発信したんかい。でも「話す」のは避けた。(Facebookでいいね!してくださったみなさん、ありがとうございました。心が浄化されました)

愛するベローチェが30周年

話は変わって。大好きな安価コーヒーチェーン・ベローチェが今年創業30周年を迎えたのだそう。

コップのフチ子さんならぬ、「ふちねこ」プレゼントというキャンペーンが行われている。ドリンク3杯分のレシートを集めるともらえるというもの。あっ、配布はすでに終了しています。

ふちねこキャンペーンについて|カフェ・ベローチェ30周年キャンペーンサイト

「ふちねこ」の画期的な点は、存在そのものがクーポンであるということだ。30円引きになるらしい。4月30日までの間、何度でも使える。さすが、世界一のコーヒーゼリーを安価に提供するコーヒーチェーン(持論)は発想が違うなあ!

yamama48.hatenablog.com

ふちねこを入手した私は喜び勇んでベローチェに行き、

「ブレンド、小さいほうください。店内で」

といつも通りに注文し、

f:id:yamama48:20170325113631j:plain

ス、とふちねこを差し出した。

ブレンドは200円。このコーヒー価格高騰時代に200円!安いなあ、でもさらに30円引きだ、悪いなあ。そう思いつつも、反対の手のひらには170円(ぴったり)が握りしめられている。

 

「ブレンドコーヒーは対象外です」

 

     \ えっ? /

f:id:yamama48:20170325113631j:plain

お姉さんは対象商品一覧が記載された紙を見せてくれた。

お菓子類が対象商品のほとんどを占めており、ドリンクはルイボスミントティー(230円)と抹茶フロート(350円)のみ。

「ご注文、変更なさいますか?」

問いに対し「いえ、ブレンドで」と返答するまで、時間にして1秒もかかっていないが、それはそれは白熱した戦いが己の中でなされたのである。

せっかくなら、ふちねこの恩恵に浴したい!
でもどっちの飲み物も興味がない!
いや、興味がないからこそ、ふちねこによって新規開拓できるのではないか!
注文変えたら「そこまでして割引されたいんだ、フフ」って思われるじゃん!
思われねえよ自意識過剰野郎!
うおお!
やるかコンチクショウ!
わああ!

 

・・・

 

f:id:yamama48:20170325113631j:plain

「ブレンドで」

「ふちねこスッと出し」ポーズのままで大人らしくシンプルに、そう述べました。初志貫徹。私はコーヒーが飲みたかったのだ(言い聞かせてる)。

せっかく170円ぴったりを握りしめていたのに、かばんから財布を掘り返し、30円を探した。なかったから、100円玉2枚を差し出した。全面的に準備が無に帰った瞬間。こんなことも、あるよね。

…というベローチェ・エピソードを語ったところで、きっと何ひとつおもしろくならないのだ。これが起きたのは出社前のことだったので、出社直後にうっかり隣の席の同僚に話しかけそうになったが、ぐっとこらえた。よく耐えたと思う。

「ひとりで気分が盛り上がったこと」を話す難しさ

その日の帰り、いつもどおり下を向いてあるいていたら、カナル式イヤホンのゴムの部分だけが落ちているのを見つけた。

f:id:yamama48:20170325114212j:plain

この写真でいうところの、ゴムのほうです。

正式名称は何なんだろう。「カナル型イヤホンのカナル部分」か?それにしても、カナルって何なんだ。「カナル」との遭遇はガダルカナル・タカ以来だ。

※参考:カナル【canal】の意味 - goo国語辞書

それはさておき、その落とし物を見つけたときの哀しさといったらなかった。それはそれは、切なかった。落とし主のことを考えてごらんなさい。

私も「カナル部分の紛失」をしがちだからよくわかる。音楽等々を聴く気まんまんでポケットをごそごそして、いざイヤホンを耳に突っ込もうとしたら、カナルがない。イヤホン本体はあるのに、あんな小さなパーツひとつのために、聴けない。あのガッカリ感。

落とし物の姿を通じてその気持ちが蘇ってきて、哀しい気持ちのまま居酒屋に入った。うっかりそんな話をマスターに話しかけようとしてしまったが、ぐっとこらえた。この哀しみ、私ごときの表現力では伝えられん。マスターも返答に困るであろう。おかげさまで別の話で盛り上がった。うん、よく耐えた。

つくづく、「語り伝える」とは難しいことだなあと思う。落語ってすごい、「すべらない話」ってすごい!

結局この話もうまくまとめられなかった。最近思ったことのメモ、ということで…。

9人で選んだ40の人志松本のすべらない話 [DVD]

9人で選んだ40の人志松本のすべらない話 [DVD]