言いたいことやまやまです

仕事をやめ、誇りを持って主婦として生きることにした1985年生まれ。金儲け臭ゼロのブログで生きざまを書き綴っています。お金はいつでもほしい。

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蕎麦つゆに冷奴ドーン!「つけどうふそば」

こんばんは、ローカル蕎麦の時間です。

ローカル蕎麦とは、その土地に根ざした「地元蕎麦屋さんの蕎麦」のことを指します。チェーン店ではなく、行列が絶えない有名店でもなく、日々の生活の風景として溶け込んでいるお蕎麦屋さん。

糖質制限をやめて久しい私、「ローカル蕎麦屋めぐり」がマイブームになる予感がしています。散歩中にふらりとローカル蕎麦屋に入ったのがきっかけでした。メニューをざっと見渡すと、ひとつやふたつ、オリジナリティに溢れた「なぞ蕎麦」がある。それらをひとつひとつ注文し、練り歩いていきたい!

巷じゃ食パン専門店かタピオカミルクティー専門店の話題で持ちきりですが(ひどい偏見)、私は蕎麦の道をゆこうと思います。なお、蕎麦ツウなら知っていて当然だというメニューもありましょうが、私は蕎麦道に明るくありません。素人が蕎麦を楽しむ姿を楽しんでいただけたら幸いです。

 

浅草橋エリアのローカル蕎麦屋「E」

先日訪問したのが浅草橋駅から歩いてしばらくしたところにあるEという蕎麦屋さんです。このシリーズは「お店紹介」というより「ローカル蕎麦という名のポケモン集め」の気分で書きたく、お店情報はあえて伏せてみようと思います。

さて、Eさん。実にローカル蕎麦屋さんらしいほどほどの広さの店内です。狭くはないけれど、ひと目で見渡せるくらいの空間。テーブルには灰皿、壁はヤニ色に染まっています。敬遠される方もおりましょうが、こういうローカル蕎麦屋さんはとても好ましい。地元密着、というムードをひしひしと感じます。

休日にもかかわらず、スーツ姿の男性がお昼ごはんを召し上がっていました。「がんばってくださいね」と店主から声をかけられていたのですが、よもや区議会議員候補か?(まもなく台東区議会選挙)だとすればますます好ましい。これぞローカル蕎麦屋です。議員候補氏(予想)が会計をしようとすると、レジスターがギィギィと音を立てながら稼働していました。年季が入ったそれは、開け締めするたびに「おばあちゃんの家の立て付けの悪い扉」が嫉妬しそうな鳴き声をあげるのです。

店内のどこかにテレビが置かれており、バラエティ番組の音声が店内BGM代わりになっていました。よくよく探してみると、大半の客席からは死角となる位置にテレビジョン。厨房から見えやすい位置ということなのでしょうか。

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備え付けの調味料は、醤油・唐辛子・山椒・白ごま・中濃ソースです。山椒と白ごまに心が躍る。もっとも大きいのはブルドッグ中濃ソースなのですが、こちらのお店のメニューを拝見する限り、ソースを使用するものがわかりません。カツカレーはあるが、とんかつはない。よもや天ぷらにかけるのか?エビフライと間違えている?……少なくとも使用頻度は醤油以下であるはずで、これだけの大容量を各テーブルに設置しているのはふしぎです。蕎麦×ソースという可能性を広めようとしているのでしょうか。結局試さずでしたが、もしかしたらおいしいのかもしれぬ。

お冷ではなく冷たい麦茶というあたりも、ローカル感があってグッときます。ローカル蕎麦屋に来た!という興奮が高まるというもの。

「やっこそば」か「つけどうふそば」か……

オーソドックスなラインナップでありましたが、そのなかでキラリと光ったのが「やっこそば」と「つけどうふそば」でした。いずれも冷たいお蕎麦で、700円。

想像は、できます。

前者は冷たいかけそばの上に冷奴が乗っている。後者はざるそばで、つけ汁に冷奴が入っている。念のためお店のオバチャン(ローカル蕎麦屋さんはやっぱり”オバチャン”に働いていてほしい!)に尋ねてみると「まあ、そういうことでしょうねえ」とふんわりした回答です。うんうん、盛り上がってまいりました。

非常に悩みましたが、かけそばよりざるそば派なので「つけどうふそば」にしました。

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予想通り、つけ汁に冷奴です。

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これです。

冷奴の角がきれいにカーブしているのがお分かりになりますか。包丁でカットしていないことの証です。贅沢にも、市販の冷奴がまるごとドカンと投下されている。

豆腐をひと口大に切り、いただきます。

(……とても、冷奴である……)

冷奴を冷奴として食べるならば、それは「つけどうふそば」に非ず。正しい姿でいただくべきです。しかしその食べ方を馬鹿丁寧に教えてくれるようでは、ローカル蕎麦屋とはいえないでしょう(こだわりが強く、聞いてもいないのに教えてくれるパターンも好きです)。道は己の手で切り拓くべし。

私は宮崎県の郷土料理「冷や汁」にヒントを得ました。豆腐を限りなく砕き、めんつゆと調和させたのちに蕎麦を豆腐にくぐらせながらいただくのだ!

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そうは言っても、簡単に豆腐は細切れにはなりません。

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ここいらで我慢することにします。これで合っているのか?

感想はひとえに

「蕎麦は蕎麦、やっこはやっこで食べたい」

であります。

めんつゆの味がすっかり薄まってしまい、全体的にパンチ力のない蕎麦と化してしまいました。豆腐砕く作戦は過ちであったか。

しかし白ごま、山椒等で味変しながら楽しみ、ぺろりと完食いたしました。蕎麦の量も多めで(これまたローカル蕎麦屋さんの素敵なところ)満腹です

 

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