こんばんは、お線香の時間です。
お世話になっている方のご家族にご不幸があったと知りました。お会いする予定があり、差し出がましいかなと思いつつ、お悔やみの気持ちを伝えたく、お線香をお渡ししました。
お線香を使わない可能性もありますし、私のエゴです。受け取っていただけるかどうかドキドキしたのですが結果的に大変喜んでいただけました(逆に気を遣わせてしまったのかもしれないが)。
お渡ししたのは、銀座・鳩居堂(きゅうきょどう/昔読めなかった)2階にあるお線香コーナーで選んだもの。初めて売り場を訪れたのですが、お手頃なものから上等なものまで、香りも様々、パッケージも複数種ありました。広い場所ではありませんが、ずらっと並ぶお線香にはちょっとときめきを覚えます。
コーヒーの香りがするというおもしろいお線香も。コーヒー好きな方なのでそれを選びました。お世辞にも高級な一品ではなかったのですが、あくまで「気持ち」なのでむしろそのくらいのほうがよいのかなという判断です。相手との関係性を信じました。
のし紙の言葉選びなどは、スタッフの方がアドバイスをくださいます。いつごろご不幸があったかだけ、知っておけば十分です。
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さて、「お線香を贈る」ことは母の振る舞いを見て覚えたことです。相手に喜んでいただけたことが嬉しかったので、そのことを母に報告してみました。母もまた喜んでくれ、あたたかい時間になりました。
でもこれはたまたまのこと。喜ばれない可能性だってあったわけです。何事も相性だなと思います。ひとりでできることには限界がある。否、相性が悪ければ自分の僅かな力しか発揮できません。
ひとりでなんでもできるくらいのキレ者だったらよかったのですが、凡人なのでそれは無理。好相性を手繰り寄せることも、よい人生を送るのに必要なスキルだよなあと思うに至りました。
今日書きたかったのは「鳩居堂の線香売り場はたのしいよ」ということでした。1週間おつかれさまでした。
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