言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

育児日誌ブログ「母になっても言いたいことやまやまです」を毎週月曜日に更新中!

誰もがたまごサラダ演出家!キユーピー「つぶしておいしいたまごのサラダ」が楽しくておいしい

たまごサラダって、なんておいしいんだろう。

「サラダ」というヘルシーの証明書のような名前を持っているくせに、ヘルシーではないことがみんなにバレバレ。
でも、だからこそ愛しい。

私が好きなのは、これはゆで卵なんだ、ということがしっかりわかる、ごろごろ食感のたまごサラダ。
白身のブリンとした弾力が残っているのがいい。たまご食ってるぞ感。
だが残念ながら、ごろごろたまごサラダに出会える可能性はとても低いのだ。
サンドイッチに挟まっているものや、市販のパウチ入りのものは、ペースト系。
業務用たまごサラダも、おそらくペースト系。ファミレスなどで「このたまごサラダ、うまっ」となったことがないもの。

自分でつくればいいのだが、面倒くさい。
居酒屋チェーン「串カツ田中」で、自らの手で茹でたまごとじゃがいもをつぶしてつくるポテトサラダ(350円)を目の前にしたときには大変感動したものだ。

 

愛はスーパーにある

ある日、あまり寄らないスーパーにふらりと入ってみたら、とんでもない商品に出会ってしまった。

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「つぶしておいしいたまごのサラダ」!!

パウチのなかに、キユーピーさん特製のドレッシングと、茹でたまごが2つ。
この袋のまま、ぐりぐりと好きなだけたまごを押しつぶす。
最後の仕上げをお客様にゆだねるタイプだ。
小さく書かれた「作りたてのおいしさ!」というキャッチコピーにぐっとくる。

いやはや、なんて気の利いた商品なのだろう!

価格は190円。即、購入した。

ごろごろたまごサラダが食べたいけれど、たまごを茹でるのも、味付けするのも面倒くさいという、食べたいものに対する歩み寄りの姿勢を見せない私に、まさかまさか、天下のキユーピーさんが歩み寄ってくださるとは。

実は昨年の春にテスト販売されていたそうなのだが、大変好評だったということで、今年の2月から沖縄県を除く全国で発売されていたそうだ。知らなかった。見たことなかった。やっぱり、たまにはいつもと違うスーパーに行ってみるもんだなあ。

商品情報はこんな具合。

  • 内容量:ゆで卵2個 ドレッシング52g
  • 参考小売価格:190円(税抜き)
  • 栄養成分:100g当たり
  • エネルギー 275kcal
  • たんぱく質 8.8g
  • 脂質 26.0g
  • 炭水化物 1.2g
  • ナトリウム 568mg

スーパーからの帰り道でパウチをモミモミして、帰宅するやいなや開封、スプーンでいただいてやろうか!
・・・とも思ったのだけれど、キユーピーさんに敬意を表して、生野菜とともにいただくことにした。「愛は食卓にある」感。

一緒にいただいたのは、ネットスーパーのオイシックスさんで販売されている「かがやケール」。
青汁をつい連想してしまうが、生のままおいしくいただける点がこのケールの特長である。

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yamama48.hatenablog.com

 

揉んで、いただきます

では早速、念願の、たまごモミモミ!
いま、私は目の前のたまごサラダの全権をゆだねられている。
ごろごろ具合は我が采配次第。気分はたまごサラダ演出家だ!

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ふくらみのあったパウチは、割とすぐにぺちゃんこになってしまった。
私が食べたいのは、ごろごろたまごサラダなのだ。
調子にのってモミすぎて、これじゃ業務用と同じじゃーん!という事態に陥ることは避けたい。

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ということで、このくらいでモミモミ終了。
喜び勇んで手でパウチをちぎりたくなるが、ここはハサミで切って開けるが正解。手で開封すると、たまごサラダ汁が周囲に地味に飛び散るので注意されたし。
ハサミでちょきちょき、いざ開封!

 

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・・・モミが足りなすぎた・・・。

お分かりになるだろうか、原型をとどめすぎている茹でたまごの姿。

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ドレッシングと一体化していないことがひと目でわかる、ホワイトっぷり。

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1ヶ所にかたまる、黄身。

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やれやれである。用心しすぎてしまった。

NHK「プロフェッショナル」で左官の挟土秀平さんが「臆病になれ」とおっしゃっていたけれど、たまごサラダに臆病さは不要であったのだ。
とはいえ、この臆病さゆえにたまごとドレッシングは一体化せず、ドレッシング部分の味見を行うチャンスを得たのだ。ありがとう、たまごサラダ神。

ひと舐めすると、白いドレッシングはほんのり酸っぱく、コショウの味を感じた。
たまごのもったり感と合わさると、おいしいんだろうな・・・。
よし、ケールと一緒にいただいてみよう。

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たまごサラダというか「味つき茹でたまご」だなこれは・・・。
スプーンでつぶし直すのがちょっと悔しく、そのままいただく。

 

・・・あ、うまい。

キユーピーさんの本気を感じる。

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「サザエさんオープニング曲におけるタマ」風のロゴマークまでつくって、たまご領域に力を入れているだけのことはある。すばらしい。

 

相棒にケールを選んだ、私の采配にも着目したい。
ほんのりとした苦味が、たまごサラダと相性抜群。
ケールひと袋、ぺろりといただいてしまった。ごちそうさまでした。

 

モミモミ中のパウチの中身がどうなっているのか、そんなところまで迫ってくださっているすばらしいレポートがありましたので、詳細についてはそちらをご参照いただけますと幸いです。

takumilog.com

 

おまけ:キユーピーさん、社名の由来

せっかくのキユーピーさんネタなので、かねてより気になっていた「なにゆえキユーピーという社名なのか」という点も調べてみた。

キューピーではない、キユーピーなのだ。
企業webサイトを見てみても、「初めて発売するマヨネーズが、キユーピー人形のように愛される存在になってほしいから」としか書かれていない。
実際のところは、マヨネーズボトルの形状がキューピー人形に似ていたから、その場のノリで「あ、それでいいんじゃない」ってな感じで決まったんじゃないかなあ。だとしたら、親しみが湧くなあ。

それにしたって、時代の変遷をものともせず、「ユ」を大きいままにしているのはなぜなのか。
単純に「だって最初にキユーピーで登録しちゃったんだもん、変えるのめんどくさいじゃん」ということなのだろうか・・・・と思っていたら、ポストセブンさんの過去記事を発見。広報さんの「なぜ大文字の「ユ」なのか」というコメントを見事に引き出していた。

『ユ』が大文字なのは、デザイン上の理由です。横書きした時にユだけ凹んでしまうのがデザイン的に美しくないから、『ユ』を大きくしたんです。

news.livedoor.com

 

「ユだけ小さいと、見映えが悪いから」。

なんて明快なのだろう。納得、返す言葉なし。
この度のたまごサラダのアイデアといい、「タマ風キユーピー」ロゴの愛らしさといい、キユーピーさんのことが大好きになってしまった。

たまごサラダは好きだけど、自分でつくるのは面倒くさい。そんな方がいらしたらぜひイチオシしたい、「つぶしておいしい たまごのサラダ」。ぜひご賞味ください。

 

※ちなみにキヤノンさんの「ヤ」が大文字なのも、同様の理由です