言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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新橋の車海老専門店「膳所龍門」はランチもすごいが夜もいいぞ!カウンター席でサクッと楽しめる

和食、洋食、中華……ではなく、取り扱う食材の専門性でブランディングするお店を見かけることが増えているが、新橋駅烏森口からほど近い「膳所龍門(ぜぜりゅうもん)」もまた、そのひとつ。国産車海老の専門店で、ランチタイムの海老天てんこ盛りの天丼が人気である。

車海老料理が少しずつ楽しめる 

高級品のイメージがある車海老だが、大変に新橋らしいロケーション。

地下にある店内はコンパクトで、厨房をぐるりと取り囲むカウンター席が中心になっている。ランチタイムはもちろんながら、夜もひとりで訪れやすい。

車海老の大和マキ天(1皿2尾・550円)。山芋の磯部揚げだけで十分好物だが、ここは車海老専門店、なかにしっかり海老1尾が入っている。衣を山芋にしたエビフライといったところ。ふわふわもちもち、海老殻が混ざっているのだろうか、香ばしい塩もうまい。

車海老の裏白椎茸(480円)は、しいたけに車海老のすり身が盛られている。しいたけより、海老のほうが香りが強い。いろんなメニューに車海老の存在感がしっかり潜んでいて、さすが専門店という感じ。

シンクロナイズドスイミングばりのフォルムが美しい、車海老の蓮根挟み揚げ(甘酢あんかけ)(550円)。

ちょっとパンチ力のあるものが欲しいと思って頼んだのは、車海老のエビマヨ(900円)。海老が4尾。マヨネーズというよりもドレッシングのような、さらっとしたソース。パンをなすりつけて食べたかった。

車海老料理がほとんどを占めるが、ちょっとしたおつまみも用意されている。薬味豆腐一丁(500円)がめちゃくちゃおいしかった。

甘辛いタレと、豆腐に盛られたミョウガ・きゅうり・天かす・白ごま。上あごからサクサク・パリパリを楽しみ、下あごからは絹豆腐の滑らかさを堪能。咀嚼して一緒にすれば最高だ。あっさり爽やかな味わいと、天かすの脂質がちょうどよく混ざり合う。これは家でもやりたい……

車海老専門店・膳所龍門に行くからには、これを食べたい!

立派な車海老は大きさによってお値段も変わるので、予算に応じてお店の方と相談を。これはいくらくらいだったかな……普段がバナメイエビなので、私には高級品でした。

厨房で塩焼きにしていただいたのだが、焼ける匂いのかぐわしいこと。殻まで全部食べたくなる香り。

この日はオーダーしなかったが、人気料理は「酔っ払い車海老」だそう。3尾で1,800円というこちらは、正式名称が「ビチビチ跳ねる!酔っ払い車海老(3尾)」。紹興酒がたっぷり入ったガラスのなかで眠る車海老、かわいそうにその容器ごと、客席で火にかけるのである。途中でハッと目覚めた海老、時すでに遅し。どんなに暴れても、彼らは料理化する運命なのだ……。最後にボワッとフランベされたら完成。カウンターやテーブル、いたるところで海老の暴れる音がしていた。

散々、魚も肉もなにもかも食べておいてナンなのだけど、こうした踊り食い系は不得手なのです。おいしく命をいただくことに感謝はするけれど、料理になっていく過程はエンタテインメント化してくれなくてもいいかなあと……。すごく、「カイジ」に出てくる金持ちたちの気持ちになるんだよな……

それよりも、えび酒(1,000円)のほうが興味がある。ヒレ酒のように、車海老が入った日本酒だそうだ。この日はあいにくお酒を飲むことができなかったのだが、次回は必ず飲みたい!

お店情報

改めて食べログページを見ていたら、膳所龍門さんの店長さんは22才の元パティシエールとのこと!すごいなあ!カウンター席から厨房の様子は丸見えで、若い方が多いのは感じていたけどまさかそこまでとは。おひとりさまと談笑したり、スタッフさん同士でしっかり連携したり、がんばっている姿におばさんは刺激をもらいました。

12月に伺ったこともあり、コース料理をオーダーしているお客さんも多かった。車海老料理10品で3,500円らしい。安いな……

例の「エビ酒」やエビス(ちゃんと”エビ”スなのがニクイ)樽生も選べる飲み放題も、2時間2,500円というのはお手頃じゃないでしょうか。

全体的にお料理の量は少な目で、その分、車海老を使っているのにお手頃価格。コース料理もいいけれど1人でふらっと行くにも良さそうです。 

  • 店名: 車海老専科 膳所龍門(ぜぜりゅうもん)
  • 住所:東京都港区新橋3-6-3 岩田ビル地下一階
    ※JR新橋駅烏森口より日比谷通り方面へ徒歩3分 烏森通りと赤レンガ通りの交差点付近、カラオケ店の隣
  • 営業時間:
    [平日]11:30~14:00 (L.O.13:30)/17:00~23:00 (L.O.22:30)(21:00~ざるそばメニューOK)
    [土]11:30~14:00 (L.O.13:30)天丼限定メニュー/14:00~21:00 (L.O.20:30)すべてのメニュー
    ※日祝定休
  • 電話番号: 050-5594-4355
  • WEBサイト:https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13211158/(WEB予約可能!)