御徒町駅北口の目の前にある、ユニクロに行ってきました。
ユニクロおよびGUの存在感がぐいぐい全面に出ておりますが、この建物の実態は「吉池ビル」。創業96年の魚介専門店「吉池」さんのビルなのです。1階~地下2階には、魚介売り場、スーパーマーケット、100円コーナーなどがあります。
そして最上階の9階には、吉池さんが営む「吉池食堂」が。
昼から飲める!スカイツリーが見える!
ビルの9階がまるまる食堂になっています。席数は驚きの300席。絶対に入れる。いついかなるときも、路頭に迷った空腹人たちを受け入れてくれる器のデカさとはこのことよ。
朝11時から23時(土日は22時)までの営業なので、日中にお酒を飲みたいときにも便利です。広々とした窓から、外の景色を楽しむこともできます。右手にはスカイツリーも見え、お子様や、東京観光にいらした方が喜んでくれそう。
魚介専門店の吉池さんの食堂ですから、
こんな、カウンター席ゾーンもあります。競馬新聞を読みながらお酒を楽しむオッチャンの姿がありました。いいなあ。
この広い食堂は、3つのお店が同居しています。和食の池田屋さん、洋食の放心亭さん、お寿司のしゅんさんです。各テーブルにはそのすべてのメニューが置かれており、どのお店のお料理もオーダー可能。
和食を中心にオーダー
席につくと、取り皿など一式が用意されていました。
なんとレトロな…ときめきます。
ビールをお願いしましたら、
こんなかわいいジョッキに入っていました。りらの花が吉池さんのトレードマークなんですね。なんでだろ…
お通しは300円で、断ることもできるのですが
これはけっこう、心おどるタイプ。だしの味が浸みていて、じゅわーっと口の中に汁があふれ出すがんもどき。おいしかったです。
もつ煮(510円)は、お通しとほぼ同じタイミングで提供されました。
なんということはない、ベリーオーソドックス、スタンダード、This is もつ煮というかんじでした。ちょっと高いかも。
海鮮サラダ(908円、ハーフだと482円)は実に華やか。
とび子がいい仕事してます。口の中でプチプチ、ほどよい塩気がよいです。
魚介専門店に来たならばと、テンション高めにお願いしたまぐろのかま焼き(1,019円)がこちら。
築地のじげさんのカマ焼きを見慣れてしまっているせいか、少々おとなしめの印象を受けました。大根おろしももっとモリモリお願いできたら、うれしいなあ。
※【ご参考】じげさんは、すごすぎる:築地「Jige」で鮪のかま焼にむしゃぶりつく - 言いたいことやまやまです
お刺身も頼みました。いくらだったかな…。思い出したら追記します。
お醤油は2種類あるので、お好みでどうぞ。
旅館の宴会場気分
広大な店内にはたくさんのスタッフさんが働いていらっしゃいますが、厨房のみならず、ホールにいらっしゃる方もみんな…纏っているベテランオーラがすごい。旅館の宴会場に来たかと思うほどです。とりあえず学生バイトさんらしき方は見つけられませんでした。
オーダーを受けに来てくださった女性スタッフさんもなかなかパンチ力がありまして、
「海鮮サラダください」
「ハーフもありますけど」
「ハーフだとどのくらいの大きさですか?」
「そう言われてもねェ…」
「何人前くらいですか」
「ちょォっと、わかんないですねェ~」
会話がこのフェーズに及んだころには、いわゆる「せっかち」の4文字が見え隠れしていましたので、ちょっと慌てて、大は小を兼ねるで大きい方をお願いいたしました。前掲の写真をご覧いただければと思いますが、900円台であることを思うと、なかなか「上品な盛り」のサラダだったかなあ。大きい方にしておいてよかったです。小じゃ足りなかった。
ロイヤルホスト感覚でどうぞ
少々高い印象を受けますが、お昼から入れてお酒が飲めて、店内は広清潔、窓から広がる江戸の風景もいとをかし。お子さま連れの方や、大人数のとき、知っていて損はありません。ユニクロとGUでお買い物もできますし。
でも1階と地下に広がる吉池さんがいちばんおもしろかったりします。1階は、御徒町にいることを忘れるほどの市場感。地下階は巨大スーパーです。お酒もいっぱい。なんなら、吉池さんで魚介とお酒を購入して家で飲めばよかったなんて思う…かもしれませんが、それはそれで。
なかなか、長時間楽しめるビルです。休日に行くところがなかったら、だまされたと思って行ってみてください!これから涼しくなるので、お土産に魚介・生鮮を買って帰りやすくなるなあ。うれしい。