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言いたいことやまやまです

自意識過剰なアラサーOLの言いたくても言えないこといろいろ(食ネタ多めで)。

わざわざ行きたくなる!住宅街に佇む強力コシうどん屋さん「sugita」

 

おしゃれタウン・中目黒。

住宅街にポツンと佇む名物うどん屋があるとのことで、訪問してきた。

 

■うどん、住宅街にて

 

東京メトロ日比谷線・東急東横線の中目黒駅。

南口改札を出たら、右へ。

飲食店や書店、パチンコ店などが並ぶ細い道に出るので、その道を左手にズンズン、ひたすらズンズン歩いていくと、たどり着く。

 

所要時間は、女の私の足で10分弱といったところか。割と遠い。

道に店が立ち並んでいるうちはよいのだが、ある程度歩くとパタッとなくなってしまう。

 

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それでもどんどんまっすぐ進み、

 

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二手に道が分かれようとも、惑わされることなくまっすぐ進んでいく。

 

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※遠くのほうにたなびく、「うどん」のノボリを見つけてホッと安堵

 

 

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※ついに!

 

このノボリのもとにあるのが、人気うどん店「sugita」である。

 

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■うどん、お店のこと

 

私が訪れたのは、平日の昼。

昼は11時半~14時、夜は18時~20時(土日祝は15時まで、夜営業はなし)と僅かな時間しか営業していない。

その上、水・木曜日は定休日。

そんなこともあって、土日ともなると、店の前には遠方からも多くのファンが集まり、行列ができてしまう人気ぶりだ。

 

※11月30日加筆

10月20日に改装工事を経てリニューアルオープン。

そのタイミングで、夜の部の営業はなくなってしまいました。

ぜひ、お昼に!

 

さぞやすごい老舗なのかと思いきや、2007年の創業。

というのも、もともとは「杉田印刷」という印刷屋さんだったのだ。

店主のうどん好きが高じて、約7年前にうどん屋になったのだという。

その名残で、営業時間外は「杉田印刷」と書かれたシャッターが下りている。

 

この日は店先に行列はなし。ラッキー!

戸の前に掲げられている「本日のおすすめ」メニューをじっくり見ながら、ガラス戸をカラカラと開けて入店である。

 

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■うどん、迷っちゃう

 

店は一軒家が改装されたこじんまりとしたつくりで、4人掛けのテーブル席が3つ。

テーブルのない壁には、5~6脚ほどの順番待ち丸椅子が用意されていた。

この日は幸運にもすぐに席を案内されたが、当然ながら相席である。

 

向かい側には、高校生くらいの素朴な雰囲気の女の子と、そのお母さん。

私の隣には、「ナカメ女子」を絵に描いたようなお洒落な女性(おひとりさま)が。

美容師さんと見まがうほどのお洒落さだったが、ひとりでぶっかけうどんを食べ、サッと出ていくその様はとても格好良かった。

クゥ~~~~!これぞ東京!東京出身ですって感じ!

昔から東京03で始まる電話番号を使っていた感じ!憧れてしまう。 

 

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50~60代くらいのご夫婦やおじさん2人組などもいらしており、平日も地元の人に愛される、客足の絶えない人気店であることは、客層や店内の雰囲気で察することができた。

 

席に着くと、まじめそうな男性店員さんが、小さなフォトアルバムをメニューだと言って渡してくれる。

 

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※かわいい

 

開くと

 

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丁寧な解説が。

大盛り無料というのはありがたい。

「のりうどんは +150円」とあるが、この店の人気商品といえば、1日20食限定の

 

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のりぶっかけ。

このメニューに使われているのが、海苔が練り込まれた「のりうどん」というわけである。

 

来店前は、「のりぶっかけ(温玉付き)」を注文する気マンマンでいたのだが、扉の前にあったおすすめメニュー「豚肉ときのこのゆず塩 冷ぶっかけ」も気になるし、初訪問であるからこそ、やんちゃせずに定番オブ定番と思しき「ぶっかけ」をいただくべきかもしれぬ。

 

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※こだわりのだし醤油!皿の右に「レモン」と書き添えられた、すだち風の何かは一体・・・

 

上記写真「ぶっかけ」の上に添えられている丸いものは「5色あげ」なる名物だそうだ。

青海苔、小海老、生姜、さきいか、ネギというのが、「5色あげンジャー」の構成員である。

こうした「うどんのおかず」的な単品メニューは、他にも、カボチャや玉ねぎを揚げた「かきあげ」や、豚バラ肉を煮たものなどがある。

 

http://udonsugita.com/menu03.html

 

 

うーん・・・うどんwithおかずという食べ方も、してみたい。

 

どうしよう。決まらん。

食べようと思えば全部食べられる、が、そんなことをすれば、デブの世界から遣いの妖精が私をお迎えに来てしまう。

 

 

■うどん、待つ

 

どれかひとつに決めなければ。

悩みに悩み、唸り始めたときは、敢えて店員さんを呼ぶ作戦だ!

決め込まなければならない状況をつくり、とっさに頼んだものこそ、きっと今の自分が本当に求めているものに違いない(と思いこんでいる)・・・。

 

結果、

 

「5色あげ・肉付つけうどん、ください」

 

となった。

海苔でもなければ本日のおすすめでもなく、ぶっかけの道も外している。

「肉ぶっかけ・5色あげ付」というメニューもあるにもかかわらず、なぜこうなったのかは今でも疑問である。

 

「麺の量は普通(300g)でいいですか」

 

と問われ二つ返事で答えたものの、店員さんが去るやいなや、目の前の母娘が

「量、多いね!」「うん、おなかいっぱい」

とささやき始め、不安が募ってきた。

 

おいおい、そんなに量が多いのかい・・・麺の量少なめでって言えばよかったかな・・・。

 

かといって、店員さんを呼び戻して「やっぱり少なめで」と言う勇気もない。

デブの世界の妖精に怯えながらも、300gのうどんの完食を心に誓った。

私、必ずや食べきります。

 

さて、メニューも返してしまい、目のやり場を求めて周囲の壁を見回すと、天井近くの高い位置に著名人のサインが並んでいた。

東出昌大くんのものなどもあり、意味もなく「すごいなあ、中目黒だなあ」と感想を抱く。

 

壁は賑やかで、ほかにも、

 

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こんな貼り紙があったり(うっすらと鉛筆の下書きが見えており、その丁寧さにほっこり)、

 

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アルバムメニューには記載されていなかった品々の紹介も。

 

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・・・こんなのもあったのか・・・。

 

全部食べたい。とりわけミョーガ、食べたい。

でも揚げ物だし、揚げ物は「5色あげ」があるし・・・。

「麺の量どうしよう事件」もつい先ほど勃発したばかりである。

どうも今日は悩んでしまう傾向にあるようだが、いかんいかん、初志貫徹だ。

天ぷらは、次回にしよう!(いつ来られるか、わからないけれど)

 

気持ちの整理がついた私のもとに運ばれてきたのは、「揚げうどん」

全員もれなく大サービス!な一品だそうだ。

 

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白いうどんと、のりうどん。

ほんのりとした塩気がよい。

ぽりぽりとおいしくいただきながら、注文した品の到来を待つ。

 

貼り紙に書かれていたように、「注文してから茹でる」スタイルのため、うどんにしては待ち時間は長めだった。

 

 

■うどん、どーん

 

7~8分くらい待っただろうか。

満を持して登場したのが、こちら。

 

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 ※揚げうどんは、待っている間に食べていたもの

 

麺の量は、食べきれないねと称されるような量には見えなかったので、ちょっと安心。

それ以上に、「5色あげ」のインパクトがすごい。

5種の構成員のなかでも「海苔」がリーダーであることが伺える。

 

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※色が・・・「藻」

 

揚げ物はサクッとした状態でいただきたいので、ひとまず、揚げうどんの入っていたザル?にお引越し。

 

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移動作業中、海苔の香りに鼻孔をくすぐられ、食欲が湧いてきた。

続いて、主役のうどんをつけ汁に浸けて、ズズズ。

 

・・・もンのすごい、コシ!!

 

コシのあるうどんだとは聞いていたが、これほどとは。

モチモチ、というよりシギシギとした食感だ。

九州の、舌で切れるようなうどんがお好きな方はびっくりしてしまうだろう。

もぐもぐと、よく噛んでいただくうどんだ。

壁をもう一度見てみれば、

 

本日の麺の水分量 39%  加水の少ない腹もちのいい麺です

 

とのこと。

なるほど、食べ応えは抜群だ。

「量が多い」と称されていたのはこうしたところに理由があるのだろう。

もぐもぐ、もぐもぐ。

この食感はクセになりそうだ。

 

つけ汁はあっさりとしためんつゆ。これもおいしい。飲めそうだ。

よいダシが使われているのやもしれぬ。

しかし、このお店のオリジナリティやユニークさをより体感するには、やはり「ぶっかけ」という選択が正しかったのかもしれない・・・と少し後悔もした。

「当店自慢のだし醤油」、味わってみたかったなあ。

 

続いて、レモンを麺の上に少ししぼり、つけ汁なしでうどんをいただいてみた。

 

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※すだちではなく、レモンだった

 

「こんなに、いいの?」と言いたくなるような、気前のいいビッグサイズなカットレモンがうれしい。

つるっと、ひと口。

 

・・・ちょっと、「通」ぶりすぎてしまったか・・・。

 

うどんはもちろんおいしいのだが、やっぱりめんつゆの味が恋しくなる。

慌ててつけ汁を少し飲み、味を追いかけた。

行儀が悪く、恥ずかしい。

 

■うどん、そしておかず

 

続いて、注文時に私を散々惑わせた名脇役たちとの対面だ。

 

●豚バラ肉

分厚く、甘めの味付けが施されている。

懲りすぎていない、基本的なおいしさ。

口に入れた途端、自分の中の白米欲求が頭をもたげてくるのがわかる。

 

あいにくごはんはないので、豚バラ肉を入れた口の中に、うどんを放り込んでみた。

もぐもぐしながら、2つが混然一体となっていく幸せな時間。

 

よし、もうひと工夫してみたい。

目についたのは、トレーの上に添えられていた小口ねぎ。

 

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麺のために用意していただいたものだと思われるが、ここは敢えて、豚のためにその身を捧げていただくことにしよう。そうしよう。

そして、テーブル中央の調味料エリアに目を向けると、

 

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おお、一味山椒とは、おいしそうな響き!

そういえば、例のフォトアルバムメニューでもフィーチャーされていた。

 

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※糸電話の体でお送りします

※肝心の「七味」は調味料エリアでは「大辛」「小辛」というラベルが貼られている。

 それが七味のこととは気付けず、挑戦することができなかった。無念!

 

 

 というわけで、小口ねぎと一味山椒を添えた「ネオ豚バラ肉」、いただきます。

 

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おいしくないはずがなかった。

これは、ウマイ。

大変気に入ったので、調子に乗って

 

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甘い煮汁とうどんのハーモニー!

相席でなければ、もっとド派手にかましていただろう。

 

 

●5色揚げ

いよいよ、存在感抜群のこいつに着手するときがやってきた。

まずは端っこを、少し。

しっかりと揚げられている、固めのかき揚げ。

何もつけなくても、塩気を感じる。

 

ただ、フォトアルバムメニューで

 

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このとおり猫さんたちの糸電話ぶりを垣間見てしまった以上、調味料コーナーの「藻塩」を試さずにはいられない。

 

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※藻塩をつけながら・・・ただ、見た目は「5色あげ」のほうが「藻」である

 

もともと塩気のある味付けだったこともあり、そこに藻塩を加えたところ、少々しょっぱくなってしまった。

マイルドにするべく、うどんを口の中に追加投入すると、ちょうどよかった。

うどんと共に食べ進め、最後の最後は細かく砕いて天かす状にし、つけ汁の上にブシャー。

海苔の香りを感じる、おいしいつけ汁になった。

 

豚バラ肉にしても5色あげにしても、うどんを見事に引き立てている。

 

 

■うどん、また来たい

 

初回訪問となる今回、おかずの魅力についてはしっかり体感できた。

そして主役のうどんの、たまらないおいしさ!食感!

300gにびびっていた自分が恥ずかしい。

次回はおかずなしで、麺大盛りの「ぶっかけ」や「のりぶっかけ」に挑んでみたいものだ。

あの独特の食感は、「sugita」でなければありつけないだろう。

 

夜の部にお邪魔し、天ぷらと日本酒をいただきつつ、うどんで〆るというのも魅力的だ。

ああ、もっと頻繁にお邪魔できたらいいのに!

 

13時前にはお店をあとにしたが、平日にもかかわらず、行列こそできていないものの客席は常に満席だった。

その人気ぶり、うなずける。

再訪を誓って、退店。

 

ごちそうさまでした。

 

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※笑顔の素敵なパートさん、募集中!

 

 

そういえば・・・元印刷屋さんだけど、何もかもが手書きだった・・・!

(とっても、あたたかい雰囲気でした!)