福岡に行っていたのですが、熊本に住んでいる親戚が「俺のソウルフード」と称して、広島風お好み焼きをテイクアウトして持ってきてくれました。
広島風というと「焼きそば」が入っているイメージが強かったのですが、
うどん入り。
でもそれより、店名「パウロ」がいちばんパンチ効いています。お店のBGMは賛美歌が流れているのだそうですよ。そういうパウロなのかあ。そんなおごそかな環境で焼かれたお好み焼きは、
確かにソウルフル。
並々とかけられたオタフクソースに、
がっつり、うどん。
モダン焼きとのことで、うどんのみならず、豚、イカ、たっぷりのキャベツが挟まれていました。水分が出てシナシナしたキャベツの千切りがたまらなくおいしい。甘い。
焼きたてのお好み焼きを鉄板の上でいただくのも醍醐味ですが、コナモン×テイクアウトパッケージってB級グルメの「B」の部分を何乗にもしていると思う。おいしさの切り口が少し変わる気がするんです。蒸気でへなって、だらしない食感になるのが魅力ではないでしょうか。今回はお好み焼きでしたが、たこ焼きなんかも、かつおぶしがへばり付いてまん丸フォルムが少しシワっぽくなっているB級感、好きです。
焼き麺とテイクアウトの相性もいいですよね。お祭りの焼きそばって、なんであんなに「ダメでうまい」んでしょう。駄菓子を食べるときのときめきに似ています。
パウロさんのお好み焼きに挟まれたうどんも、程よく水分を吸って柔らかめ。オタフクソースの味と絡めて、おいしくいただきました。
熊本県荒尾市で、もう40年も続いているお店だそう。なるほど納得、まさに「一流のB級グルメ」でした。たっぷり食べておなかいっぱい。お昼寝もして、最高の休日となりました。太っただろうなあ。