これまでにひどい努力の形跡がしっかりと感じられる、微笑ましい調理記録をご紹介している「おか楽レシピ」シリーズ。
不器用なこの私も、何と「おから餅」をマスター!
リベンジの記録をお届けしたい。
■今回のお手本レシピ
おからと片栗粉と水を混ぜるだけ。
「おか楽レシピ」第2弾でも片栗粉を使ったおから餅に挑戦したが、その時と今回の違いは「団子状にするか否か」。
「手で丸める」という作業ですら面倒くさがった私は、前回の過ちを経て、少し反省したのだ。
なんでもかんでも億劫がっては、いけない!
気持ちを入れ替えた今のうちに、実践。
1)おからパウダーを使って、生おからをつくる
生おからが相変わらず自宅にないので、おからパウダーで生おからをつくる。
例によって、おからパウダー1に対し、水の量は4~5くらいと適当な配合だ。
この時点で、レシピにある「生おから50g」を守れなかった。
約束なんて破られるためにある・・・めげてはいけない。
★ここで朗報!おからパウダーを生おからに戻す際の明確な割合が判明!
次回はこちらの分量をもとに挑戦したい。
2)おからと片栗粉と水を混ぜる
先に水溶き片栗粉を作っておき、そこにおからを入れると混ざりやすい。
レシピ通りだと片栗粉25gと水30~40gとのことだが、「片栗粉=炭水化物のかたまり=カロリーこわい」の連想により、片栗粉を15gにしてしまった。
その結果の47gである。
(もはやレシピはあって無いものと化している)
ここに、1)のおからを入れて、混ぜた。
3)団子状にする
2)でつくった「おからと片栗粉のかたまり」。
その水分が多く、団子状にすることが難しそうなら、おからパウダーを少し加える。
片栗粉を増やすとカロリーがぐんぐん増えていくので、おからパウダーでの調整を強く勧めたい。
逆に固すぎる、粉っぽいと感じるようなら少し水を加えればよい。
断言するが、「フィーリングでOK」。
第1フェーズ、第2フェーズでレシピという名の約束を大幅に破った私は、それでもマイペースに突っ走り、この団子メイキングの段階で調整した。
それでも、ものの見事においしい団子が出来上がったのでご安心いただきたい。
クックパッドのレシピによれば
8等分して厚さ1cm位の一口サイズに丸め、お皿に並べます。
とのことなので、せめてここは順守を・・・
しようとしたが、8つでもなければ等分でもない、いびつな10個の餅になってしまった。
ここまで約束を守れないとは、なんらかの病だろうか。不安になる。
4)レンジでチン
でも、めげない。あきらめない。
いよいよ過去2回の「おか楽レシピ」でつまづいている、レンジでチンの段階に。
※過去のつまづき集
ジノリのピノキオが泣いている。気の毒だ。
いずれも失敗のポイントは「加熱しすぎてしまう」点にあった。
出力を「レンジ中(500Wくらい)」設定にすべきところを「強」にしてしまったり、「レンジ中」にしたら不安になって、長めに加熱してしまったり。
今度こそ、クリアしてみせる。
レシピを再度確認。
ラップをしてレンジで1分30秒位加熱して完成です☆
*硬さが足りない時は+15秒位づつ様子を見ながら再加熱して下さい
・・・
・・・だから・・・
何ワットなんだッ!
どうしてこう、クックパッドのみなさんはレンジ出力設定を教えて下さらないのだろうか。
悲しい。
みんながみんな、重量で加熱の塩梅を考えてくれる高性能レンジを持っているわけではない・・・。
(私が世間の常識をあまりにも知らないだけ、という見解もあろうが、今は傷つくので黙して見守っていただきたい)
しかし、負けるわけにはいかない。
2度の過ちを経た私に敵なし。
ここで切るカードは
「レンジは中設定、加熱時間はレシピ通り1分半にして様子を見ながらちょっとずつ温める」
に決定。
結果、合計2分ほどの加熱で完成した。
相変わらず若干見た目が悪いが、ためしに1つかじってみたところ、モチモチで食べごたえ抜群。
味がするものを加えていないので、3パターンの味付けで楽しんだ。
■楽しみ方のバリエーション
1)インド産レトルトリゾット
昨年、「ナマステインディア」なる代々木公園のイベントで入手したレトルト食品。
活躍の機会がなかったが、いま、ここで、彼はスターになる!
括目せよ!
驚くほど茶色・・・
これほどまでに理想(イメージ写真)と現実(実物)が違うとは。
これこそまさに「インド人もびっくり」・・・しなかったのだろうか。
おから餅を絡めてみる。
まずいわけではないが、ひたすらに、「おいしくない」。
これは私の仕業ではなく、ひとえにリゾットのせいである。
口の中に広がるのは、ただ、ただ、スパイスの後味のみ。
甘くもなければ辛くもない。
味の深みが一切ないのだ。
言うなれば、「ただの水に味噌を溶いてつくった味噌汁」のような味の浅さ。
もういい、次にいこう。
2)コーンスープ
大好きな粉末コーンスープ。
少なめのお湯に溶き、もっとドロッとさせたほうがおいしかったかもしれない。
いずれにせよ、1)のインドリゾットの何倍も満足できた。
3)明太子
最後は汁物に頼らず、餅の上にトッピングを乗せるスタイル。
チューブ状になっている辛子明太子を乗せて、いただいた。
明太子がおいしいのだから、まずくなるはずがない。大満足。
■おわりに(人もおからも、見た目が9割)
おか楽レシピ、3度目にして、ついに「食べ物に見える」画像をお届けできた。
私はいま、感無量である。
次なる目標は、この簡単さを維持しつつ「おいしそうな食べ物に見える」画像を掲載すること。
どのレシピも見た目が不細工なだけで、おいしさについては文句なしなのだが、人というのは残酷なもので、見た目が9割なのだ。
今のままでは
「性格はいいんだけれど・・・、ねえ・・」
と言われる男子・女子と同じ。
勿体ない!性格はいいのに!
私のつくるおから食品たちをモテ男・モテ子に昇格させるべく、精進いたす所存である。
★おからパウダー購入の際はこちらが便利です。
メール便なのでポストに入れておいてくれる。1人暮らしにはありがたい!