言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

育児日誌ブログ「母になっても言いたいことやまやまです」を毎週月曜日に更新中!

駅近で安くてうまくて蕎麦屋吞み気分も味わえる!浅草橋駅「きらく蕎麦 おがわ」

銀座勤め、浅草エリア住まいのOLやままです。

30代、子無しの身。何の予定もない日の平日の夜ごはんは悩みのタネです。

スーパーに寄って、帰宅して、料理をして、食べて、片付けて……という一連の流れを考えるとぐったりします。料理はあまり好きではないので、作り置きなども当然ありません。かといってコンビニメシも虚しい。となると選択肢は外食

お酒とおいしいつまみを……と思っても、ひとりでいただくにはお料理のサイズが大きすぎたり、ドリンク1杯だと申し訳ない気持ちになったりと悩ましいのです。さらに面倒くさいことを言うと、腰痛持ちなので立ち飲みが不得手です。

しかし!浅草橋駅東口のすぐ目の前にすばらしいお店があるのです。その名も「きらく蕎麦 おがわ」。蕎麦と名乗っていますが串揚げ屋さんです。へとへとになった日は高確率で訪れています。

駅近・座り飲み・テレビ付き!

まず、駅前という立地が魅力的。どのくらい駅の前かって、

浅草橋駅の東口を背に、右側を向いて、

まっすぐ。二つ目のとおりの入り口が「おがわ」です。

駅出口から1分もかからず着ける。

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店内はL字型のカウンター席オンリー。椅子もしっかり用意されているので、座って食事を楽しむことができます。

しかもうれしいことに、テレビ付き!

テレビをボーっと観ながらのひとり飲みって最高ですよね。お客さんの多くは1人で来店している男性で、多くても3人連れくらい。「世界まる見え」や「仰天ニュース」などを見ながら、番組のガヤSEもびっくりするくらいのピュアな「エーッ!」「すごいね!」といった声をあげる姿に癒されます。

ドリンク全品300円!串揚げ全品100円!

駅近・座り飲み・テレビ付き、ときたところで肝心の「飲み食い」ですが、まずはドリンクメニューをご覧ください。

オール300円です。

生ビールもホッピーセットもワインもソフトドリンクも300円均一。安いのに、なぜか「ソフトドリンクを頼んだら負け」感が湧いてしまうのは、私が貧乏性だからなのでしょうね……。

ハイボールをお願いすると、お通しとして「蕎麦を揚げたもの」をいただきました。

夜は串揚げ屋さんですが、なにせ「”きらく蕎麦” おがわ」。朝から17時まではいわゆる「路麺屋さん」なのです(立ち食いではありませんが)。

▲日中の店頭。「そば処」と書かれたのぼりは、夜になると「串揚げ」になる

さて、ドリンクが300円均一というだけでかなりうれしいのですが、食べ物もお手頃。なんと串揚げが1本100円均一です。しかもお店指定の6本セットメニューにすると、本来ならば600円のところ500円でいただけてしまう。とんだバリューセットです。

▲バリューセットがうれしい

こちらは豚ヒレ、ささみ、ソーセージ、なす、玉ねぎ、しいたけからなるAセット。DEAN & DELUCAの細長いマグカップにソースがたっぷり注がれています。

串をまるまるソースに浸すことができる、画期的なマグカップ。

串揚げ処で「うまくソースがつけられなくて、でも二度づけ禁止で……くっ!」というフラストレーションを抱えた記憶がある方も多いのではないでしょうか。でもDEAN & DELUCAなら大丈夫(とても嬉しい)。

ザクッとした固めの衣、それをソースを浸して少し柔らかくなった食感がたまらなく好物です。もちろん、ソースをつけずにそのままいただくのもおすすめ。

ソース以外にも、レモン果汁、塩、唐辛子、醤油と調味料はいろいろ。俺流の楽しみ方を見出すのもまた一興なのです。スナックを食べているような感覚でぱくぱくいただけてしまいます。揚げたてって最高!

揚げ物天国!疲れた気持ち、アゲていこう

串揚げ以外にも、100円~300円という超お手頃価格のツマミがずらり。

ざっと全体をご覧いただくとお分かりいただけるかと思いますが、7割くらいは揚げ物です。疲れたときこそ揚げ物で気分をアゲていく私にはパラダイスの地図にしか見えません。

居酒屋さんの基本の揚げ物といえば、「鶏の唐揚げ」ですよね!

300円というお手頃価格とボリュームがうれしい。写真はスタンダードタイプですが、辛めの「とり辛っ揚げ」(促音便が素敵です)と、半々MIXの「とり唐辛MIX」があります。衣は、串揚げに通じるザクザク系。味がしっかりついていて、ハイボールに合います。

多くの居酒屋さんは蒸したり焼いたりして提供するであろうギョーザやシューマイも、揚げちゃう。それぞれ200円です。

「とり皮ギョーザ」は300円。ぷるんとした鶏皮にギョーザのタネが包まれたもので、添えられている大根おろしと一緒にいただくと格別です。それにしても、ドリンクが300円でよかった!ついつい進んでしまいます。

ちょっと珍しいのが「あんこうの唐揚げ」。これもたった300円でいただけます。ジューシーな身とジャリッとした軟骨はあんこうならでは。大好きなメニューです。

そうそう、絶対におすすめしたい揚げ物料理がもうひとつありました。

ハムカツです!

これも300円。気取らない「串揚げ屋さんのハムカツ」。ザクッとした揚げたて衣とハムのやわらかい味……ヤミツキになります。大人の駄菓子!

スーパーの総菜コーナーに行けば、きっとハムカツだって唐揚げだってあるはず。それを買って帰り、キッチンペーパーを敷いた皿に盛ってレンジで温めて、油が染み出たキッチンペーパーを見ながら「おお、(油が)よく出た」とか言いながら缶ビールと一緒にいただくのも、確かにいいものです。

でも!!!お店で揚げたてをいただく幸せには遠く及びません。しかも串なら100円、いちばん高いお料理で300円だなんて!

さらに、揚げ物で満たされた口と胃を洗い流すようなさっぱりメニューがまた素敵なんです。

イチオシはこの「ぶっかけトーフ(300円)」。牛肉生姜がたっぷり乗せられた冷奴は、あっさりしていながらも程よいパンチ力を有していて、締めくくりの一品にも最適です。これをご飯の上に乗せてもおいしそうだな……

ちょっとした「蕎麦屋呑み」体験もできる

前述のとおり、明るい時間帯の「きらく蕎麦 おがわ」はお蕎麦屋さんです。夜は串揚げ屋さんに変化するものの、お通しが蕎麦を揚げたものだったりと、「蕎麦屋」の余韻がちらほらと残っているのです。そしてそれはドリンクメニューにも。

「焼酎のそば湯割り」です!その名の通り焼酎をそば湯で割ったもの。当然これも300円です。

そば湯感、伝わりますか。生まれて初めていただきましたが、これがめちゃくちゃうまい。

もともとそば湯は大好物で、少し塩をかけて飲むようなことをよくしていますが、まさか焼酎との相性がこれほどまでに良いとは……。とにかくマイルドでやさしい。ベイマックスに抱きしめられているような安堵感。飲酒しているのに、身体にいいものを摂取している感覚に陥るんですよ!

そしてそば湯があるということは、

蕎麦もある。もりそば、300円です。トッピングのおろし、とろろ、海苔はそれぞれ100円。ケチってプレーン蕎麦にしてしまいました。こんなに安いのに……自分のケチンボ根性を恨みます。

おわん一杯分の「ミニそば」は、あらかじめネギと海苔とわさびが添えられていて200円。

蕎麦はいずれもお昼の蕎麦屋さんで使われているものです。冷たくキュッとしていて喉ごしがよく、揚げものを堪能した後の〆にぴったり。

蕎麦屋さんで呑むのは憧れですが、敷居の高さを感じるのもまた事実。でも「おがわ」に来れば、焼酎のそば湯割りと、ちょっとしたツマミと(揚げ物以外もありますからね)〆の蕎麦で、せんべろ感覚で蕎麦屋呑みが楽しめてしまいます。

過剰を排除!無駄なく、それでいてホッコリする「晩酌屋さん」

駅近・座り飲み・テレビ付き・安い・うまい・「蕎麦飲み」できる……と、魅力まみれの「おがわ」ですが、私が最大の魅力だと感じているのは「無駄がなくてあたたかい」ところ。

カウンター席なのでサッと席につけるし、メニューもシンプルだから迷わない。そして寡黙で穏やかなご主人と奥さんに癒されます。こちらから声をかけるとニッコリと微笑みながら答えてくださるけれど、長話にはなりません。お2人から話しかけられることは、(いまのところ)ほとんどない。

とにかく無駄がありません。でも、あたたかいのです。

▲箸立てにいつもびっちり詰め込まれている割り箸なども、ほっこりポイント

「心地よく晩酌をすることに特化したお店」だと思います。疲れた日の帰り道、その存在がどれだけありがたいことか。

お店に入ってからお酒とお料理をいただくまで、靴を脱いだりおしぼりを受け取ったり何にしようか悩んだりするのがとにかくストレスになる日も、多々あります。そしてそういう日は、ご主人や常連さんたちとワイワイする元気もありません。そんなときに「おがわ」に来ると、とても癒されます。お店から自宅までの足取りは来店する前よりも幾分か軽くなっているのです。

浅草橋駅でサクッと晩酌を楽しみたいとき、心からおすすめいたします。

ご紹介したお店

店名:きらく蕎麦小川
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-9-11
営業時間:17時~(※日中は路面屋さん。店主さんも異なります)
定休日:【蕎麦屋】土日祝 【串揚げ屋】日祝
※食べログページ:きらく蕎麦小川 (きらくそばおがわ) - 浅草橋/そば [食べログ]