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言いたいことやまやまです

自意識過剰なアラサーOLの言いたくても言えないこといろいろ(食ネタ多めで)。

帝國ホテルの「ブフェ」に行く【前編】

この度訪れたのは他でもない、我が国が誇るホテル・オブ・ホテル、「帝國ホテル」のバイキングである。

 

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帝國ホテルのバイキングは歴史も長く、バイキンガー(vikinger)、食べ放題スト(食べ放題ist)にとっては必ず訪れなければならない聖地。

その店名を「インペリアルバイキング サール」という。

 

 

■バイキングの歴史はここから始まった

 

聖地たる所以の1つは、帝國ホテルこそが、日本で初めて「バイキング」というスタイルを取り入れたという「歴史の重み」にある。

 

その歴史は1958年8月1日にさかのぼる。
当時、パリで北欧の「スモーガスボード」なる料理を学んでいた帝國ホテルのシェフが、その文化・技術を日本に持ち帰り、スタートさせたのだ。

 

大辞林によれば「スモーガスボード」とは

〔スモーガスはバターつきパンの意〕 スウェーデン料理。魚・肉料理,サラダ,飲み物などを何種類も卓上に置き,各自が自分で取って食べるもの。いわゆるバイキング料理の原型。

とのことだが、もともとはサンドイッチなど、前菜を楽しむためのものだったそうだ。

 

 

■なぜ「バイキング」

 

食べ放題スタイルを「バイキング」と称するが、これは日本語。
海外ではご存知のようにbuffet(ブッフェ、ビュッフェ)と呼ばれているわけだが、この「バイキング」という名づけも帝國ホテルによるものである。


スモーガスボードスタイルの料理提供をはじめるにあたり、当時(1958年)の人気映画で、北欧を荒らした海賊たちの生涯を描いた『バイキング』という作品に着想を得たそうだ。

 

個人的にはリンクする要素は「北欧」しかないと思うのだが、海賊たちが勢いよく肉や魚を食べる様子が、スモーガスボードの「あれこれ選べる」というスタイルに重なったのだろうか。
確かに、海外からのお客様はさらに富士山の如くパスタを持っていたし、なるほど海賊風なのかもしれぬ。

そのため、当時のメニューの表紙には船のイラストが描かれている。

 

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いまもそのイラストは、店の前の待合スペースに飾られている。
イラストの上にある液晶モニターからは、絶えず、このバイキングの素晴らしさを伝える映像が流れており微笑ましい。


※参考:公式サイト「バイキングの歴史」

バイキングの歴史 | インペリアルバイキング サール | レストラン・バーラウンジ | 帝国ホテル 東京

 

 

■「バイキング」だけじゃ気が済まない

 

そんな歴史あるインペリアルバイキング。
彼らはスモーガスボードスタイルに「バイキング」と名前をつけただけでは飽き足らず、

 

ブフェレストラン

 

と名乗っている。
公式サイトの一文をご覧いただきたい。

 

”バイキング”発祥の帝国ホテルのブフェレストラン
インペリアルバイキング サールは、日本で初めて“バイキング”という食のスタイルを生みだした帝国ホテルのブフェレストランです。 ダイナミックなロースト料理や焼きたての香ばしいパイ料理などを、経験豊かなシェフがお客様の目の前で仕上げ、ご提供いたします。
昼は日比谷公園の美しい緑を、夜は東京の夜景を望む店内で、大切なご家族、ご友人とのかけがえのないひとときをお過ごしください。

 

※引用元:公式サイト「店舗概要」

店舗概要 | インペリアルバイキング サール | レストラン・バーラウンジ | 帝国ホテル 東京

 

 

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※正面玄関

 

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※ロビーに設置されている、レストランフロアガイド


公式サイトには「セールスポイント」というページもあり、そちらでも「ブフェ」推しである。


※参考:公式サイト「セールスポイント」

セールスポイント | インペリアルバイキング サール | レストラン・バーラウンジ | 帝国ホテル 東京

 


とにもかくにも、ブフェっつったらブフェ!なのである。
帝國ホテル様がおっしゃるならそれがルール。

それにしても、店名およびジャンル名ひとつでこんなにもウンチクを語ってくるとは、実にウザく、それでいて、とてつもなく愛おしい。

この感情を「ウザいとしい」と呼ばずしてなんと呼ぼうか。

 

 

■だから好きョ!帝國ホテル

 

歴史アッピールはほかにもある。
地下アーケードのトイレを借りようと、ロビーフロアから階段を降りたところ

 

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大変目立つところに「日本で最初のアーケード」というタペストリーが吊る下げられており、

 

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階段を下りるとかわいらしいアーケードマップがある。
よく見てみれば、やれマリリン・モンローが愛しただの、チャップリンが訪れただの、愛らしいイラストに隠されたオラオラ感、強烈な自己アピール感に満ち溢れている。

 

話は戻ってバイキングだが、店名はもともと「インペリアルバイキング」であった。
「インペリアルバイキング サール」となったのは、2004年のリニューアル時のことだそうだ。


サール、すなわち「塩」。
調味料の中で最も大切な要素ということで名づけられたそうで、この、腑に落ちるんだか落ちないんだかわからない感じもまた、キュンとする。

 

※参考:尊敬するバイキング評論家・東龍さんのAllAbout記事

帝国ホテル「インペリアルバイキング サール」 [ブッフェ・食べ放題・バイキング] All About

 

 

冒頭でバイキングの歴史が始まったのは1958年8月1日とお伝えしたが、2008年に

 

8月1日バイキングの日

 

と制定したそうである。
あれほどまでにウンチク、そして歴史にこだわり、重厚感たっぷりの生真面目な雰囲気を纏ってきたというのに、レストランの創業記念日が「8月1日、バイキングの日」というシャレになってしまうマヌケさ(失礼)。

ああ、なんと「ウザいとしい」のだろう!

 

 

そんな憧れの聖地・「インペリアルバイキング サール」で海賊のように食べた記録は次回更新をお待ちください。

 

※心の底から「憧れの聖地」でした。どうか、誤解なきよう・・・。