言いたいことやまやまです

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医療・美容の現場での「響きます」告知を回避したい

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6月4日から10日まで「歯と口の健康週間」だそうだ。私も先日会社の歯科検診を受けたばかりだが、それはそれは褒められた。「歯医者さんに褒められる歯」を有しているのはラッキーだ。どうせなら堀北真希に褒められたかったが。

歯石除去も行ってもらった。いつも目をつぶっているのでどんな形状のものが口に入っているのかは見たことがないのだが、ドリルのような研磨マシンでウィーンと磨かれているのだろう。幼い日々、歯医者さんの待合室で聞くこの音にどれだけ怯えていたことか。いまや椅子の上で眠れるほどだよ。大人の慣れと鈍感力ってすごい。

今年もいつものようにウィーンと磨かれる流れだったのだが、担当してくださった方が大変丁寧だったことだけが、いつもとの相違点であった。

マシンを口に入れ、「では、はじめていきますね」。ここまではいい。いつも通りだ。違ったのはその後の言葉。

「少し響きますね」。

これまでは問答無用でガシガシ磨かれていたはずだが、「響きます」とは何なのか?痛いの?凍みるの?なんなの?と瞬間的に身構えたが、なんてことはない、いつもどおりの歯石除去だった。痛くなくてヨカッタ。

医療&美容界における「響きます」を回避するために

「響きます」

その言葉に出会ったのは初めてのことではない。脱毛サロン、鍼治療院でも聞いたことがある。そして、あんまりいい思い出がない。

さすられると笑い転げてしまうくらい背中が敏感なもので、せな毛の脱毛、鍼、ともに「響きます」と言われてから施術されると、かっけ診断される脚部、否、それ以上の反応を見せ続けることとなった。担当のお姉さんや治療医を困らせては恥ずかしくなった。だから「響きます」には身構えてしまう。

ところでこの「響きます」の先輩は、お注射ワードの「チクっとします」だと睨んでいる。いずれにしても、施術直前に言われたところでこちらは逃げ出せるわけでもなし、何を目的とした告知なのか非常に疑問である。一方的に告げられたこちらはヒィと身構え、緊張とともに涙目で待つしかない。心の準備ができたところで刺激が軽減するわけがない…むしろ全神経が「響く」OR「チクリ」に集中してしまっているので、感じ取る刺激は倍増していると思う。

「こんなに痛いんだったら、前もって言ってくれなきゃわからないでしょう!」というクレームに対抗しての行為なのか?だとしたら私は「響く&チクリ宣言に反対」の意思を伝える方法を考えたい。

「言わないでほしい」を表明するために

少し話は逸れるが、かつて高島屋百貨店が「シー・カード」というサービスを提案していたことをご存じだろうか。

※参考:お声がけを控えるおもてなしを行っています。「S.E.E」カードをご利用ください。 | 立川タカシマヤ

シー・カードをつけているお客さんには、お店の方は声をかけない。このニュースを見たときの感動といったら!「お困りの際はお声がけください」などと声を掛けられるのは苦手だった。せっかくわざわざ言ってくれてるわけだし無視しちゃイカンよな、と思いながら一応会釈などするのだが、内心「困ったときに声かけちゃいけないんだったら、あなたは何のためにそこにいるのか?」くらいのことは思っていた。性格悪くてごめんなさい。されどシー・カードがあればこの問題も解決である。つけるのめんどくさいしチョット恥ずかしいから、結局つけたことないけど。

話を元に戻そう。医療・美容業界においても、この「シー・カード」システムを導入してはどうか。すなわち「響く&チクリ宣言不要」の意思を宣言できるようにする。これはビビり虫に大いなる効果を発揮するはずなのだ。

これは15年位前、耳たぶにピアスの穴をあけたときの経験をもとにしている。

ピアス穴をあけたいという願望とは裏腹に、あける行為自体は猛烈に怖かった。予行練習と称して爪楊枝で耳たぶをチクチク刺してシミュレーションしていたが、針が貫通する恐怖が軽減することはなかった。赤ん坊のころに穴をあけておいてくれるなんて、アメリカはいいよなァ!と本気で思った。

皮膚科医の前でまな板の上の鯉状態になってから、「チクっとしますよ」とか「じゃ、いきますよ」なんて言われたら、本当に泣きだしかねない。そんなのごめんだ、シッコちびるのもごめんだ、できる努力はしておきたい!

恥をしのんで私は看護師さんに依頼した。

「身構えてしまうんで、できるだけ日常会話をしながら、不意打ちで穴をあけてください」

当時、高校生。学校はどうなの~、部活は~、なんて話をしながら、先生は鮮やかな不意打ちを決めてくれた。痛みは全く感じなかった。うむ、これだ!

「…先生、この調子です!!!」

半ば感動の境地。痛くない、怖くない!無事すぎるほど無事にピアスの穴あけを完了させたのであった。

…このエピソードにもとづき、医療&美容業界における「響く&チクリ宣言不要」の意思を示すカードをけっこう本気で提案する。もう、マークも考えてある。

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響くといえば「音叉」。それにバッテンつけてみた。ちょっとヤンキースっぽくてかっこよくないですか。そんなことはないか…。

 

とかく申し上げたいことは、「人間は強い」ということである。突然のハプニングに対処できるサバイブパワーが、我々にはある!響きますとか、チクリとしますとか、そこに段差がありますとか言わずとも、衝撃を受けたら己の身を、心を、しなやかに状況に合わせることができる!!…はず。

痛みも心労も倍増してしまうので、私は「NO MORE 響く&チクリ宣言」な気分です。

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