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言いたいことやまやまです

自意識過剰な三十路OLの言いたくても言えないこといろいろ(食ネタ多めで)。

ハロウィンが楽しそうだなあという日記

今年のハロウィンは土曜日ということもあり、渋谷は厳戒態勢だそうだ。数日前の時点で、新聞の社会面に記事が出ていた。先週は川崎のハロウィンパレードが行われていたこともあって、このところ、朝のニュースやワイドショー、ラジオの情報番組、至るところでハロウィン関連ニュースが報じられている。

 そこでのコメンテーターの方々の反応といえば、「ハロウィン、盛り上がっていますねえ(苦笑)」といった具合。

(苦笑)なのである。

よく持ち出されるのが、「そもそもハロウィンとは」という話。
一応書いておくと、「秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事」だそうだ。
日本のハロウィンどんちゃん祭りには、そうしたポリシーというか、立派なコンセプトがない。変装して騒ぐだけ、中身がない。そうした理由で(苦笑)となる。
ただ欧米のハロウィンも、現在では上述の宗教的な意味合いは薄れ、いち民間行事になってしまっている。子どもたちが仮装して「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ」と言いながら練り歩く、例の活動である。しかしこれは内輪でのイベントであり、そのうえ主役は子どもたちであり、日本のように大の大人が公共の場でワーワー騒ぐのとは訳が違うのだ、ということで再度(苦笑)になる。

ここ数年で、10月に入るやいなや、日本はハロウィンムードに包まれるようになってきた。デパ地下に行っても、喫茶店に行っても、そこらじゅうが橙色と黒色だ。読売巨人軍グッズを並べたら違和感が出るかどうか、いつか確かめたい。どうでもいいか。

さて、ハロウィンクリスマスバレンタインに共通するこの雰囲気。不得手だ。キラキラ、私の目にはまぶしい。
(苦笑)であり、ヤレヤレマイッタナであり、眉をひそめたくなるこの気持ち・・・だったはずなのだが、三十路になり、やっと心が成人化したのか何なのか、今年、ハロウィンに対する(苦笑)感を抱かなかった。
楽しそうだ、仲間に入りたい!とは思わないし、かぼちゃのケーキを食べたい!とも思わない(糖質制限)けれど、ハロウィンで盛り上がるこのムードを「むしろいいじゃん」と感じたのだ。
中身がない?別にいいじゃないか!
大人のくせにみっともない?別にいいじゃないか!
あらかじめ決められた「ハロウィンはここで盛大に盛り上がりましょう!」とされているイベントスペース等で大人がバカ騒ぎするのは、健全なことだと思えた。
「昔の日本人」さんにお会いしていないので想像の領域を出ないが、日本人はモーレツでネズミ色でメガネで真面目だった。残業漬けで有休も消化しない(できない)。バブル時代に気分転換を覚えたけれど、ジュリアナにしても謎のパーリーにしても、そこには、雑に扱われる金が絡んでいた。そんな時代が終わり、不景気、不景気と言われ続け、金を雑に扱うことはできなくなり、就職活動も大変、契約・派遣社員の労働環境も大変、女性が輝くのも大変、一億総活躍しなきゃいけなくて大変、大変、大変。

そうした毎日のなかに何かのきっかけを見つけて、「ハレの場」を作る。非日常。いつもの自分じゃない自分。リフレッシュ。それで心が少し元気になるなら、とってもいいじゃないか。
そのタイミングに合わせて商品がつくられ、キャンペーンが展開され、イベントが行われる。みんなの小銭が動いて、経済がちょっぴり活性化する。
おお、ハロウィン、いいじゃないか。

イベントの起源なんて、正直なところどうでもいい。大事なのは「今」だと思った。今日、ハロウィンイベントに参加して元気になる人がいるなら、それで十分、意味があるんじゃないかな、と。


とか言いつつも、仮装した若人集団やカップルを見るとイラッとする自分もいるのだ(どっちなんだよ)。
ハロウィンへの嫌悪感はないとわかったのに、なんでだろう。不思議だ。
ぼーっと考えていたのだが、いまのところ導き出されている答えは「うらやましいから」である。
「かわいらしい仮装姿、私にはできない。いいなー、うらやましい。」これである。
細くないし、おっぱいもない。あんな格好をしたら、イベント会場の環境汚染源になってしまう。みなさんをラピュタのムスカよろしく「目が、目がァァ」状態にはしたくない。ダイエットできない自分が悪いのだけれど、ナイスプロポーションな彼女たちがうらやましい。かわいくっていいな。かわいくない自分。かわいくなりたかったな・・・

というわけで、羨ましくてイラッとしているんじゃないか説。

若人集団やカップルも、羨望の対象ゆえにイラっとする。私は友人同士でワイワイするのが苦手だ。大学にいるときも、サークルを途中離脱したくらいである。それでも、あんなキラキラした人間関係を築いてみたかった。同級生や同期たちとワーワーやることが苦ではない人間になってみたかった。

うらやましくてイラッとするのは、「これでいいのだ」と自分を受け入れることができていないからなのだろう。この心身と30年も連れ添ってきたのに、まだまだ、30年くらいじゃ理解し合うには時間が浅いということなのかなあ。

そういえば今日、薬局で買い物をしていたら、隣のレジにいた普段着の女の子、このあと仮装で使うと思しきホウキを股にはさんで会計していた。なんかエロいな、とは思ったけれどイラッとしなかったので、うらやましいセンサーが働かなかったんだな、きっと。完全に余談。

そんな解釈をしてみて思うこと。
それは、ハロウィンと聞くと「まったくもう!ばからしい!そもそもハロウィンの意味をわかっているのか!日本の心を忘れたか!WABI-SABI!」などと目くじら立てる人たちって、ハロウィン楽しんでいる組がうらやましいんじゃないかということだ。心の底で微かにうねっている嫉妬の炎が、「ハロウィンとかばかじゃないの」という苛立ちを引き起こしているんじゃないかなあ。若くてうらやましい、とか。はしたない!とか言っている人に限って、実は実は仮想願望があったりして。

とはいえ、公共の場でのあまりに破廉恥な格好やどんちゃん騒ぎ、ゴミ放置、酔いつぶれて汚物スプリンクラー化などはマジで憎い。そういうことが減るといいな。皆無であってほしいな。
ルールを守って、ハッピーハロウィン!
渋谷に機動隊出動かあ・・・大丈夫だろうか・・・。

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