言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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渋谷のカフェ「and people jinnan(アンドピープル神南)」みたいなお店に連れられる女性になりたかった

※本記事は2016年6月16日に公開した記事を再編集したものです※

and people

こんばんは、スキのある女子の時間です。

2016年の回想話ですが、渋谷MODI(旧 渋谷マルイ)近くにあるカフェダイニング「and people jinnan」に女2人で行ってきました。薄暗い店内、ゆったりソファー席。絵にかいたようなおしゃれカフェです。

エレベーターを降りるとそこはおしゃれの国だった

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ビルの6階に入居しているこのお店、エレベーターを降りた瞬間からおしゃれワールド全開でした。なにも悪いことをされていないのになぜ苛つくのでしょうか。当時私は31歳でした。いろいろなコンプレックス感情が蘇ってきたのだと思います。

おしゃれな店員さんに導かれるまま、電球の柔らかな光で幻想的な店内をずんずんと。わが身に降り注ぐおしゃれビームに妙に緊張します。「こちらのお席です」と案内されたのが、

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この、ふっかふかソファーのカップルシート

女2人でここ使っちゃっていいのかな…。カップルシートで互いの距離を詰めたかった誰かを邪魔することになっていやしませんか。ヨッコイショとか言いながら勢いよく腰掛けたら、あまりのふかふかぶりに転げてしまう始末。

「あー、ごめんごめん」「大丈夫大丈夫、それじゃ駆けつけ一杯」

……トゥンクな展開には至らないのです。

薄暗い周囲を見渡せば、やっぱりカップルの姿が多いような気がしました。あとは我々同様の女性グループです。ちなみに個室はない様子。

高くもなく、安くもなく、されどひたすらに、おしゃれ

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ハイボール(550円)とグラスワインの赤(600円)をお願いしましたが、なんとボトルワインはすべて2,500円なのだとか。これは大変ありがたい。

しかし一方でハイボールはちょっと残念でした。ウイスキーが薄すぎて、酔っぱらおうにも酔っぱらえないのです。いや…これは「初デートであんまりへべれけになってもいかんよ」というお店のやさしさなのかもしれない。きっとそう。

お料理はカフェという特性上、デザートと炭水化物(パスタピザリゾット)が豊富で糖質制限ファイターにはなかなか厳しい環境です。

そんななかで厳選した、今回オーダーしたものをずらりご紹介!

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▲サクサクキッシュのサラダ 1000円(税抜)

これがいちばんおいしかった!フレンチドレッシング系の酸味のあるドレッシングに、たっぷりの葉っぱがうれしい。キッシュが程よくボリューム感を出していて、サラダなのに食べごたえ満点です。1,000円ってちょっと高いな、と思っていたけれど、食べてみて納得、満足でした。

 

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▲海鮮揚げ春巻き 550円(税抜)

揚げ物は外せないでしょう。軽くてサクサク、チリソースをつけずにいただいても十分おいしい。

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▲パルマ産 豚トロとシマチョウ焼き 750円(税抜)

ガツンとしたお肉料理が食べたくてオーダーしました。こんな洒落たお店なのに、「シマチョウ」とは。ホルモンをメニューに入れ込むなんてすてきではありませんか。

せんべろ居酒屋の、落としても安心な軽~いプラスチック皿じゃなく、立派でおしゃれな鉄鍋に盛られて現れたシマチョウ。こてっちゃんを彷彿させる濃い味付けは、ビールが進みそうです。手元のハイボールの薄さが悔やまれる…。ちなみに量は小ぶり。パルマ産でなくハナマサ産でいいから量を!もっと!!!

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▲タコと生姜のリゾット 1100円(税抜)

〆にいただいたリゾットは、やさしい塩味にかすかな生姜の香り。すごくおいしかったけれど、盛りっぷりがだいぶおとなしめでしたので、1,100円というのは高いかなあ。リゾットってそんなものなのでしょうか。え、芯が残ったおじやではないんだからって?

こんな感じで、友人も2~3杯飲んで、合計8,000円弱。お腹の満足感を思うと「高いなあ」という印象ですが、お店の雰囲気がすばらしくおしゃれなのです。場所代を考えればお得だと言えるでしょう。

異文化交流した気分。刺激になった。たまにはカフェ系のお店もいいものです(ちょっと棒読み)。

社会人になりたての男性諸君、デートに使いたまえ!

ああ、おしゃれだった。全方位からトキメキおしゃれビームが突き刺さってきた。デートにこんなおしゃれなカフェに連れてこられたら、とことん照れてしまうことでしょう。こいつアタイのこと好きなのかなと勘違いしてしまうことでしょう。誰にも連れて来られたことない……婚活時代も含めて……

それでも私だって、大学生時代はおしゃれなお店にときめいていた。新宿のキリストンカフェとか、大好きだったもんなあ。誰も連れて行ってくれないから自分で行きました。

前述の「お酒の薄さ」も、まだまだウブな間柄のデートにとっては安心材料。お料理の量は小ぶりだから、女の子は「食いしん坊イメージ」を相手に見せずに済みます。べらぼうに高いわけでもなし、もし男の子がご馳走するとしても、なんとかなりそう。

そして特筆すべきは店員さんのあっさりとした対応。私がたまたまカップルシートに座っていたせいもあるかもしれないが、手をあげて呼ばない限り、あまり近くに来てくれないのです。

「今日のおすすめは~」といった口上もないし、必要最低限のコミュニケーションにとどめている印象です。でもそっけないわけではなく、黒子に徹している様子に感動しました。

初デートのドキドキトキメキタイム、がんばって会話して距離を詰めて、肩に手でも回そうかな~なんてとき、「店員さん」の存在はときとして邪魔になってしまいますものね。このふっかふかのソファ、肩に手でも回してチッスするにはちょうどいいではありませんか。そういうことをしたくなるようなフェロモンを出せる女に、なりたかったよ!!!

過度に接触しないというのもまた、おもてなしの1つの形なのだと教えてくれるアンドピープルさんです。

サプライズ演出もすごい

入店時、予約していた名前を告げて店内に入ろうとしたら店員さんに制止されたので、そのことも書き添えておきましょう。

しょぼくれながら待合スペースに腰かけると、ただでさえ暗かった店内がさらに暗くなったのです。待つことしばし、バースデーケーキらしきものを持った店員さん数名が駆け出してきました。

出たな、おしゃれモンスター「記念日サプライズ」!

そわそわしながらこっそり店内を覗くと、店内には数組の記念日さんがいるのが見えました。お祝いタイムは合同なのか……すごい効率的。

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BGMもあからさまなバースデーソングではないし、スタッフさんが歌いに来たりもしない。でもその代わり、壁一面に大海原のような映像が映し出されたのです。プロジェクションマッピング!こりゃすごい!

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サプライズ対象ではないお客さんも、「いいものが見られた」という満足感を得られるのではないでしょうか。

本当にね、こういうお店に連れてこられる子になりたかったです。もう30も過ぎると、女の子ぶってもだめなんです。実力勝負なんです。もう取り戻せないのです。だから若いあなた、20代のあなた、「私なんてもう28ですから」なんて言わないで。まだ28、まだ20代。最後のチャンスだから、恥を振り払って女の子ぶる日を作ってご覧なさい。きっと思い出になる。33になったら、女らしさより使えるか否かで見定められるんだからね……(おばさんは毎日つらいです)。

お店情報

店舗名:and people jinnan (アンド ピープル)

住所:東京都渋谷区神南1-20-5 NAVI SHIBUYA(渋谷駅から10分弱)

電話番号:050-5571-5481

営業時間:12:00~24:00

※上記情報は食べログより引用しております
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13177650/